紀州釣りおすすめのウキ5選!買って損はない
紀州釣りで釣果の重要な分かれ目となる「ウキ」の存在。
大きめの釣具屋屋さんに行くとたくさんの種類のウキが陳列されてます。
だけどその中から紀州釣りに適したウキはどれ?
と聞かれると迷ってしまう人が多いと思います。
実は紀州釣りの専用ウキってかなり少ないです。
釣具屋さんで売ってるほとんどのウキが紀州釣りにはベストマッチしてないんです。
この記事では紀州釣りに適したウキの条件と、紀州釣りにおすすめのウキを紹介したいと思います。
紀州釣りのウキに求められる条件
紀州釣りに求められる条件は一体何でしょうか?
筆者は簡単に4つに絞り込めると考えています。
- 高感度
- 軽さ
- 残存浮力の小ささ
- 視認性
紀州釣りに適したウキ要件①「好感度」
紀州釣りはダンゴを投げてから海の中の様子をすべてウキの表情から読み取ります。
例えば、ダンゴが着底した、ダンゴが魚に突かれたダンゴアタリが出ている、ダンゴが割れた…などなど。
もちろんクロダイの前アタリから本アタリまでも読み取ります。
だから「感度の良いウキ」というのは紀州釣りを楽しむうえで必須の条件なんです。
感度の良いウキッというのは釣具屋さんのウキコーナーにはたくさんあります。
ふかせ釣り用の棒ウキなどは非常に感度良く作られています。
では次の要件の「軽さ」についてはどうでしょうか?
紀州釣りに適したウキ要件②「軽さ」
ウキの軽さとは残存浮力の大小ではありません。
ウキ自体の自重のことです。
つまり手で持った時に「重たいウキ」なのか「軽いウキ」なのかということです。
紀州釣りには断然「軽いウキ」が有利です。
何故かといえばダンゴを投げた時に、ウキの自重が抵抗となってダンゴが空中で爆発するから( ̄▽ ̄;)
軽いウキなら爆発リスクはかなり軽減されます。
紀州釣りに適したウキ③残存浮力の小ささ
ウキには残存浮力という設定があります。
残存浮力とは仕掛けに打てる重りの大きさを表したものです。
例えば残存浮力が5Bの設定のウキならば、オモリが0から5Bまでならウキは海面に浮きます。
5Bより大きなオモリを打てば、ウキは沈んでいきます。
では、紀州釣りでは何号までの残存浮力を使えばよいのか?
おおよそ5Bまでの大きさだと考えられています。
逆説的に言えば、紀州釣りでは5Bくらいまでのオモリしか打たないのです。
それ以上の大きなウキ、0.5号とか1.0号とかの残存浮力のウキは、浮力を殺すために大きなオモリを打つ必要があり邪魔なだけです。
紀州釣りとオモリの関係はこちらの奇人書いてあるので参考にしてください。
紀州釣りに適したウキの要件④視認性
紀州釣りは魚のアタリだけではなくダンゴの状態もウキから推測しなくてはなりません。
そのために好感度のウキを選びました。
しかし視認性が悪いと好感度のウキの効果も半減してしまいますよね。
紀州釣りのウキとふかせ釣りのウキは何が違う?
紀州釣りでクロダイを釣るのによく比較される釣り方にふかせ釣りがあります。
紀州釣りとふかせ釣りは、似た釣りではありますがクロダイへアクセスするための手法が違います。
その違いがウキにも顕著に表れています。
残存浮力の大きな棒ウキや、自重の重たいウキ、円錐ウキはふかせ釣りを前提に設計されているウキなのです。
自重が重たいウキ | 紀州釣り× | ふかせ釣り◎ |
残存浮力が大きなウキ | 紀州釣り× | ふかせ釣り◎ |
円錐ウキ | 紀州釣り××× | ふかせ釣り◎ |
視認性・高感度 | 紀州釣り◎ | ふかせ釣り◎ |
自重が軽いウキ | 紀州釣り◎ | ふかせ釣り× |
残存浮力5Bまで | 紀州釣り◎ | ふかせ釣り〇 |
紀州釣りのおすすめのウキ5選
ここからは実際に紀州釣りにおすすめのウキを5種類紹介します。
実はここで紹介っするウキは大型の釣具店でもほとんどお目にかかりません( ̄▽ ̄;)
なので楽天やアマゾンで買うのがおすすめです。
- 遠矢ダンゴ TD45
- 釣り武者 永易ウキ
- ダイワ ウキセンサー発泡ダンゴ
- 釣り武者 超ねうき
- うめず 寝ウキセット
遠矢ダンゴ TD45
ふかせ釣りをする人なら一度ならず耳にしたことがあるだろう「遠矢ウキ」です。
ウキ制作の名人と呼ばれる遠矢匡利さんが手掛けるウキシリーズ。
遠矢ダンゴTD45は、ふかせ釣りではなく、紀州釣りに特化して設計された遠矢ウキです。
メチャクチャ軽くて、高感度(≧▽≦)
やっぱり遠矢ウキは違うような気がするわ…。
特徴的なのは、アンカーと呼ばれる足の長さです。
足は海中に隠れるアイテムですが、この長さで道糸の中の滑り具合や、風が吹いた時の安定性、ウキのアタリの出方が微妙に変わってきます。
自立性のウキなのでオモリゼロで紀州釣りが出来ます。
日本一の紀州釣り師として名高い永易氏が考案するウキです。
メーカーは釣り武者。
特徴的なのはそろばん型の変わった形のウキ本体です。
ウキのトップが海面でフラフラします( ̄▽ ̄;)
このそろばん型というのが、チヌの前アタリを微妙に届けてくれます。
どんなふうに見えるかというと、フラフラが止まり、ソロバンが少しだけしもったり浮いたりで波紋となって表れる♪
そして本アタリにはズキュ~ンと気持ちよく海中に飲まれていく。
ちなみに上の画像で黒いケースにウキが入ってますが、永易ウキ専用のウキケースです。
かっこいいかも♪
ダイワ ウキセンサー発泡ダンゴ
ダイワから発売されている紀州釣り専用のウキ。
「ダイワ ウキセンサー発泡ダンゴ」です。
永易ウキと同様にそろばん型をしています。
特徴的なのがソロバンの上部の海面にちょうど浮かぶ部分です。
ここに穴が開いてて海水が逃げるつくりになっています。
大きすぎても浮力が強くなってよくないですよね。そこを是t妙にコントロールするための穴なんです。
釣り武者 超ねうき
釣り武者から登場している寝ウキです!
寝ウキは紀州釣りで使われる独特なウキ♪
クロダイのアタリが有るまでは横になって海面を漂っています。
そしてクロダイのアタリが有るとウキの頭がピョコンッと持ち上がる(≧▽≦)
視認性ばっちりでウキが立つと可愛い♪
寝ウキを好んで使う機種釣り師は結構多いです。
超ねうきはアタリ感度がかなり抜群です。タイプ2はウキのトップにオモリを装着し、あえてアタリ感度を鈍くし、エサ取りのアタリでウキが立ち上がるのを防止しています。
キザクラ 寝ウキセット
キザクラの寝ウキシリーズです。
キザクラの寝ウキには4種類あります。
かなり感度が高く使いやすいのですが、人によってはトップのオレンジが見にくいt感じるそうです。
道糸も緑系が見やすい、オレンジ系が見やすいと人によって違うのが実情です。
下太りになるほどウキが立ちやすく小さなあたりも表現してくれます。
紀州釣りのおすすめのウキ5選まとめ
紀州釣りのダンゴの状態を的確に表現する、紀州釣り専用のウキを5選で紹介しました。
紀州釣りのウキはふかせ釣り用のウキとは似て非なるものです。
ぜひ紀州釣り専用のウキを購入してダンゴ釣りの面白さを存分に味わい、クロダイを釣りあげてください。