ウキを使ったサビキ釣り！飛ばしサビキ釣りの仕掛けや釣り方
サビキ釣りには足元を釣る普通のサビキ釣りと、ちょっと沖を狙って釣る飛ばしサビキ釣りがあります。
飛ばしサビキ釣りの特徴はウキを使うことです。
ウキを使うことでサビキ釣りで魚へのアプローチ方法が大きく広がり、良型のアジや、大サバを狙って釣ることも可能。
でも、飛ばしサビキ釣りは釣り方に少しコツが必要だったり、使う道具が多かったりします。
そこでこの記事では飛ばしサビキの仕掛けや、ウキや竿の選択方法、釣り方などを紹介します。
教えて！飛ばしサビキ釣りはどんな感じ？
飛ばしサビキ釣りやったことある？
飛ばしサビキの釣果は？
飛ばしサビキまたやりたい？
飛ばしサビキ釣って何？ウキを使ったサビキ釣り？
武庫川一文字 2番
— yuuharu2010 (@yuuharu2010) July 30, 2023
2023/7/30 5:00-9:00 飛ばしサビキ
釣果 大鯖 3匹（写真は2匹時点のもの）
周りも釣れていました。ちょい投げでも釣れました。
家帰ってすぐに半身を刺身でいただきましたが美味しかったです。あとは味噌煮にします。 pic.twitter.com/EgrYtcHUYC
投げて沖を釣る➡デカいの釣れる
飛ばしサビキ釣りとは、アミエビなどのコマセのカゴと一緒に仕掛けを沖に投げるサビキ釣りの方法です。
仕掛けを沖に投げてしまうとオモリの影響で仕掛けは海底に沈んでしまいます。
そこで、仕掛けが沈まないように、狙ったタナを釣るように「ウキ」をセットします。
わざわざ仕掛けを飛ばす理由は「大きな魚」が釣れるから！
足もとサビキでは釣れない良型を飛ばしサビキでは釣れます。
そして、ウキの動きで魚のアタリを視認できるので釣り自体が楽しくなります(^^♪
飛ばしサビキのメリット
■飛ばしサビキのメリット
- 竿が届かないところも釣れる
- 狙った水深で釣れる
- ウキが沈むのでアタリが取れる
竿が届かないところが釣れる
飛ばしサビキは沖に向かって投げるので釣れる範囲は圧倒的に広いです。
大きな魚は潮の流れの早い場所にいることが多い。
潮の流れが速いポイントの代表例は堤防の先端など。漁港内と沖の海流の流れが発生します。
また、船が通るために浚渫（しゅんせつ）された船道も流れが速いポイント。
潮の流れ早いポイントに魚がいる理由は、潮の流れが良いと酸素が効率的に取り込めるからだといわれています。港内と概要を出入りする大型の魚の通り道にもなっています。
沖のちょっと深い所は普通のサビキ釣りでは手が出ないポイントですよね。飛ばしサビキの本領が出せる釣り場です。
狙った水深を固定で攻められる
ウキを使うことでサビキ釣りの狙った水深（タナ）を釣ることが出来ます。
遊動ウキとウキ止めを使うことで10m以上の海底を狙うことも、表層を狙うことも可能。
大アジは基本ボトムにいることが多いです。
だから、ボトムを狙うことで効率よくアジを釣ることが出来ます。
水深の測り方は予想される水深よりウキ下をやや短く設定します。
そして仕掛けの先にあるオモリにナス型オモリを追加⇚コレ重要
水深が予想通りなら仕掛けが馴染んだ後に追加したナス型オモリのせいでウキが沈んでいきます。
あとはウキが沈まなくなるまでウキ止めの位置を調整し、ウキ下を長くしてやればOK。
コレで水深が的確に測れボトムの海底を効率よく攻めることは可能です。
実際に釣りを始めるときには追加したナス型オモリは外してくださいね♪
最初はボトムをべったりで釣るのが良いでしょう。
ウキの沈みでアタリが視認できる
ウキがあることで断然に釣りが楽しくなります(^^♪
理由はウキが魚の反応をダイレクトに視認できる形で伝えて食えるから。
足元サビキで手元にピクッピクッと伝わってくるのも独特の釣趣がありますが、沖に投げたウキがブルブル震え出したら「お～(^^♪」ってマジで興奮しちゃいます。
小魚だったらブルブルで終わり。良型のアジや大サバ、イナダやワラサやマダイだったらウキがスポンッと海中に消し込みます。
「ぎゃ～来たぜ～(≧▽≦)」
くれぐれも周りの釣り人の迷惑になるので叫ばないようにしてください。
新し釣竿が欲しい！今度のレジャーの軍資金がさびしい(￣▽￣;)
飛ばしサビキで釣れる魚！ウキにアタックするこんな魚
アジやサバから大物のブリの子供まで
さて、飛ばしサビキでウキを沈めてくれる魚はどんな種類がいるのでしょうか。
主力の釣りターゲットを紹介しましょう。
| 釣れる魚 | 特徴 |
|---|---|
| アジ | 足元の小アジから沖の大アジまで |
| サバ | 秋の大アジはデカい |
| ブリの子供 | 30㎝くらいまでのツバスが回遊 |
| マダイ | 美しい魚体で実はモンスター |
| セイゴ | シーバスの子供 |
飛ばしサビキが釣れる時期は？
飛ばしサビキで釣果が期待できる時期は夏から晩秋にかけて。
この時期は水温が安定し、足もとサビキのアジやイワシも良く釣れる時期です。
飛ばしサビキで狙う「ちょっと大物」の青物や大サバが接岸する時期にも重なります。
春
春は魚が産卵する時期です。釣り用語では乗っ込み期と呼びます。
乗っ込み期には大型の魚体が産卵のために接岸し港内の堤防からも思わぬ大物が釣れる時期。
ブリやハマチやマダイの釣果が良く聞かれます。
通常のサビキ釣りの豆アジや小サバのシーズンには早い時期。
夏
夏の飛ばしサビキではアジやサバの他にカンパチやヒラマサの子供にソーダカツオまで混じることも。
足もとのサビキではたくさんのアジやイワシやサバが釣れます。
お子様の夏休みと重なる時期なのでファミリーフィッシングに楽しい時期。
秋
秋は飛ばしサビキで最もおすすめな時期が秋です。
多くの魚の活性が上がる秋の時期は、様々な魚が釣れサイズも大きくなります。
当年魚のアジも大きく成長しお刺身サイズに！
また、晩秋になると冬に向けて皮下脂肪を蓄え丸みを帯びたブリの子供が釣れる時期。
かなり楽しいです。
飛ばしサビキ釣りの仕掛け！ウキの他に必要な仕掛け
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完成仕掛けがあるから簡単です
飛ばしサビキ釣りの仕掛けを紹介しましょう。飛ばしサビキ釣りは足元を狙うサビキ釣りの仕掛けと比較すると使うアイテムがだいぶ多いです。
一覧にして紹介しましょう。
| 使用アイテム | 特徴 |
|---|---|
| ウキ | 仕掛け浮かせる肝のパーツ |
| ウキ止め | ウキの移動範囲を固定する |
| シモリ玉 | ウキをしっかり止めるためのパーツ |
| ウキスイベル | ウキがラインを移動しやすくする |
| カラマン棒 | 仕掛けを投げたときに絡みにくく |
うえっ‼よくわからんパーツ並べられても…。
初心者の方はちょっと引いたかもしれません。
筆者も書いていて引いているので安心してください(￣▽￣;)
実は、こんな細かなパーツを買いそろえる必要はないんです。初心者の頃は出来合いの仕掛けを買っちゃいましょう。
全部のパーツが揃っているのでフックで接続するだけで釣りが開始できます。
初心者さんにはコレで決まりです。
ちょっと投げて沖の小あじや小サバを釣るのにおすすめの仕掛けです。
カゴは普通のサビキ釣りと同じような感じです。
上の仕掛けも飛ばしサビキで小あじや小サバを釣る為の仕掛け。
ふわりと投げることで竿先から5mくらい先で群れていそうなアジやサバが狙えます。
また、水深が急に深いポイントで足元サビキで底まで探れないようなポイントでも有効です。
大物狙いの飛ばしサビキ釣りにはコレ！
ハマチやブリの子供や大サバを狙う場合は仕掛けも太くします。
ささめ針の仕掛けでウキもサビキの仕掛けも必要な道具が全部セットになった仕掛けです。
コマセを詰めるカゴにふたが付いたロケットのような形をしています。
脱初心者の段階になったり、パーツを少しづつ買いそろえた方向けに簡単に飛ばしサビキに必要な道具を紹介します。
ウキ
飛ばしサビキに使うウキの号数、大きさを紹介します。
ウキには残存浮力の大きなによって「号数」が定められています。
飛ばしサビキの場合は狙う魚の大きさに合わせて号数や大きさを選びます。
| アジの大きさ | ウキの号数 |
|---|---|
| 小アジ | 4号～6号 |
| 中アジ | 6号～8号 |
| 大アジ | 8号～10号 |
| 大サバ | 8号～10号 |
小あじや小さばを釣るのに適した4号のウキ。
大きくて視認性が良く、魚が当たると頭を左右や前後に揺って知らせてくれます。
大物狙いの飛ばしサビキ釣りにおすすめのウキです。
羽が付てロケットのような形をしています。
羽は仕掛けをキャストした時の飛距離と、視認性に役に立ちます。
コマセカゴ
飛ばしサビキ釣りのカゴには大きく2種類あります。
開放型と密閉型です。
| カゴの種類 | 使い方 |
|---|---|
| 開放型 | 足元サビキに使うタイプで撒きやすい |
| 密閉型 | 蓋が付いてこぼれにくい |
足もとのサビキ釣りに使用する一般的なサビキかごす。
メリットは簡単にアミエビが放出され煙幕が作りやすいこと。
デメリットは飛ばしサビキでキャストすると、途中でこぼれたり、狙ったタナに放出がしにくいことです。
飛ばしサビキにおすすめなのがロケットのような形をした二の付いたサビキかごです。
メリットはキャストしてもこぼれないし、海水に入っても簡単には放出されません。
だから仕掛けがしっかり海水に馴染み（仕掛けが立った状態）になったら、意図的にアミエビを放出し、狙ったタナに煙幕を作ることが出来ます。
カゴの蓋が回転しカゴの周りにある「穴」の大きさを調整し、アミエビの放出加減が調節できます。
飛ばしサビキ釣りの釣り方！ウキ下の長さ調整が肝
小島漁港の明神崎 長潮 21:30-25:30
— WIDE888☆彡 (@wide888) October 23, 2019
20-23cmのアジを39本
総重量3.65kg
餌はトライアルのアミエビ小199円
磯竿7m、ケミ付き飛ばしサビキ
タナはサビキのサルカンから上0.5ヒロ
もうずっと釣れる気がした。 https://t.co/wRZuFVyOUA
仕掛けは同じ➡コツはタナ合わせ
飛ばしサビキ釣りの釣果の肝はタナ調整にあります。タナの調整はウキ止めの位置で調整します。
ウキ下のタナの深さで釣果は全く異なってくるので非常に重要です。
そして、タナ取りで重要なのが確実に底を取ることです。
タナ取りの基本は底を取ること
初めて直江津ハッピーフィッシング行ってみた。飛ばしサビキで尺アジとマイワシが無限に釣れる状態だったがウキ止めが悪くタナをキープできずにイワシのみとなってしまった。 pic.twitter.com/iRlnwnpAEU
— 釣り情報欲しいマン (@cXi0CASpSwKfvtB) March 20, 2021
タナ取りを適当にやるとビギナーズラック以外で釣果が安定することがありません。
なぜなら、自分の仕掛けが海の中のどこにあるか把握できていないから。
何となく底の方で付てるんじゃないの…と思ってても中層で仕掛けがブラブラしてることも有るのです。
確実に釣果を伸ばすにはしっかりタナを取ること。そのためには底取りをしなくてはいけません。
底を取るにはナス型オモリ追加方法が確実でおすすめ！
確実に底を取る方法
- 仕掛けの先端にナス型オモリを追加
- 狙ったポイントに仕掛けをキャスト
- 仕掛けが短ければウキは沈む
- ウキが顔を出すギリギリにウキ止めを調整
アジは海底のボトムにいることが多い
日中のアジは基本ボトムに居ます。
底取りのタナ合わせが出来たらそのまま海底ボトムから釣りを開始します。
最初はコマセの入ったカゴの調整穴は全開でよいでしょう。
じゃんじゃんとコマセを撒いてアジを寄せましょう。
べた底から狙い少しずつ底を切っていく
しばらく釣ってもアタリが無いようならウキ止めの位置を調整し底を切っていきます。
最初に底から釣り始めているので、ウキ止めを調整しても自分の仕掛けが海のどこの深さを釣っているのか迷子になりません。
飛ばしサビキの竿やリール！タックル
遠投磯竿の3号がおすすめ
飛ばしサビキ釣りにおすすめの竿は遠投磯竿です。
磯竿は竿先が柔らかく磯でメジナやクロダイを釣る為に開発された竿です。
でも3号以上の「遠投モデル」になると飛ばしサビキにも使えるオモリの高負荷にも耐えられる竿に変身します。
投げ竿と比較すると、キャスト能力は若干劣るものの竿先が柔らかく魚を弾きにくく釣りやすい特徴があります。
おすすめの竿
遠投磯竿を選ぶには長さと号数があります。長さは4m～5mがベストです。
| 竿の号数 | 合っている魚 |
|---|---|
| 3号遠投モデル | アジやサバ |
| 4号～5号 | マダイやブリ |
竿の号数は大きくなると竿のパワーが上がると考えてよいです。
アジやサバを狙った飛ばしサビキ釣りなら3号がピッタリ(^^♪
パワーの大きすぎる竿でアジを釣っても、物干し竿で魚を釣ってるみたいな切なさがあります。
最初に紹介するのはダイワのリバティークラブに磯竿。３号遠投モデルです。
長さは4.5mです。
リバティークラブは初心者の入門用の位置づけですが、癖が無く竿先の強度もあり折れにくく釣りやすいです。
コスパもアマゾンの価格で8000円台でした。アマゾンの評価も申し分なくおすすめの竿です。
シマノの遠投磯竿のホリデークラブです。遠投モデルの3号で長さは5.3m。
アジやサバをはじめとして小型の青物にも対応するパワーがあります。
おすすめのリール
飛ばしサビキ釣りのリールの番手は2000番から4000番くらいまで使えます。
リールの番手は数字が大きくなるほどサイズが大きくなり巻ける糸が多くなります。
ただし大きいいリールは持ち重りがして釣りがしにくいという難点もあります。
足もとを釣るサビキ釣りと小物狙いの飛ばしサビキなら2000番から3000番が良いでしょう。
大物狙いの飛ばしサビキなら3000番から4000番がおすすめ。
ダイワのレガリスは1000番から5000番まで幅広いモデルがラインナップされたリール。
コスパも非常によく5000円から7000円くらいの価格帯。
アマゾンのリールカテゴリで売り上げNO1に位置するなど、みんな評価もピカイチです。
普通のサビキ釣りでもっと釣りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
サビキ釣りで絶対に釣果を伸ばしたい！サビキの最強仕掛けを探している(^^♪
そんな猛者はこの記事を参考にしてください。
サビキ仕掛け最強というか、サビキの釣り方の応じた仕掛けの選び方を紹介しました。
飛ばしサビキ釣りの釣り方！ウキや竿を選んでみた【まとめ】
飛ばしサビキ釣りの釣り方ウキや竿の選び方など初心者向けに紹介しました。
足もとのサビキ釣りに比べると大物が釣れる可能性も有る飛ばしサビキ釣り。
普通のサビキ釣りにはちょっと飽きてきたという方にもおすすめの釣り方です。
釣れる時期は夏から秋なので今年の夏休みは飛ばしサビキの仕掛けをもって堤防に出かけてみませんか？
きっと楽しい釣りが出来るはずです。
