チヌのウキフカセ釣り!おすすめのチヌ竿は0号1号
港湾の波止からチヌを狙うウキフカセ釣り。
アクセスの良い堤防から40センチ以上のチヌが釣れると大人気です。
しかも釣ったチヌは美味しく食べられる♪
ところでコレからチヌのウキフカセ釣り始める方から「竿はどう選べばよいの?」という質問を受けました。
今回はチヌのフカセ釣りに使う「チヌ竿」の選び方や特徴を考えてみたいと思います。
フカセ釣り!チヌ竿って磯竿と違うの?
今日の釣果です。数は出るんですがサイズが・・・・終始、手の平サイズのメイタに手こずりました。終いにはバリとボラの2連チャン。0号のチヌ竿だったので少々苦労しましたが引きは楽しめた。 pic.twitter.com/W6eYj9jeBt
— wildwind (@wildwind6) September 23, 2022
チヌ竿と磯竿の違いって?
チヌをウキフカセで釣る竿は大きく分けると磯竿のカテゴリーに入ります。
ただしグレ(メジナ)を狙う磯竿とは似て非なるものです。
最も違う特徴はチヌ竿のほうが柔らかいということ。
ただ柔らかいといっても単純に柔らかいだけじゃないのが釣竿の奥の深い所です。
長り込んだ先に見せる粘り強さ…
チヌ竿の特徴を一言でいえば「同調子」です。
なぜチヌ竿は柔らな胴調子で設計されるのか理由を考えてみましょう。
グレは強引にでも浮かせて獲る
グレの引きは強烈なことで知られています。
その走り方は根に向かってガンガン突っ込む感じ。
特にグレは足元まで寄ってきて、いきなり走り出したりします。
「そっちに走ったらラインが切れるがや〜」
筆者の感覚でいえば同じサイズでもグレの引きはチヌの1.5倍だと思っています。
磯のグレを釣り上げるには強引さとパワー
根に向かって走るグレを釣り上げるためには、多少の強引さがあっても、主導権を渡さないことが大事です。
グレに主導権を渡さないためには、パワーのある竿で、ガンガン潜ろうとするグレを最初から浮かしにかからなくてはなりません。
釣り人がグレを持ち上げるのではなく、竿の反発力で浮かします。
もたもたしてられない理由は、ギリギリっとラインが根に擦れたらあっという間に切れてしまうから。
あとに残るのはぷら〜んと力なく漂うラインと、折れかかった僕のガラスの心だけ( ̄▽ ̄;)
だからグレを釣るには強くてパワーがあり、レスポンスが早く、やや先調子の磯竿が理想となります。
チヌは頭を振ってハリを外そうとする
グレに比べると同じサイズでもチヌの引きはやや穏やかで引き方も違います。
チヌは口に掛かったハリを外そうと頭を振って横に走ります。
グレと違い根には向かわないのが特徴。
根に向かわないからグレと比べると釣り人に余裕があります。
走らせても大丈夫なのです(*^^*)
一気に浮かせる必要がないからじっくり竿を曲げて、竿の柔軟性でチヌをいなしてやれば良いのです。
この違いがチヌ竿の柔らかさの理由です。
堤防からチヌのフカセ釣り!柔らかい竿だからこそ細仕掛けが使える
今日の釣果😊
— とひつ (@tohitsu_1012) April 6, 2021
ツーいてるね♪
のーってるね♫
報告まで👍
チヌ竿1号って無茶苦茶おもろい😁
長さは53は欲しいと思いましたけど💦
楽しかったです😁 pic.twitter.com/cONEGFvtar
細仕掛けが使える胴調子
チヌのフカセ釣り用の竿は0号〜1号が一般的です。
0号代の柔らかなチヌ竿を使うメリットとして細仕掛けが使えるというメリットがあります。
0.6号の磯竿ならハリスは0.6号から1号あたりがバランスが良いです。
ポイントは仕掛けの細さからチヌ竿を選ぶという思考の流れです。
チヌ竿が1号だから仕掛けは…という流れとは真逆です。
細い仕掛けを使う理由
どうして細い仕掛けを使いたいのかといえば、より繊細な釣りができるから。
繊細とは魚が違和感を持たずに食いつくことであり、釣人が想像する流れで仕掛けを潮に流すことができることです。
細い仕掛けなら工夫次第で潮に流されないようにすることも、より潮に乗せることも、仕掛けを立てることも自由自在なのです。
逆に太い仕掛けでは釣り人の仕掛けに対する自由度は制限されます。
チヌ竿と仕掛けの細さはバランスで決まる
では1.5号の磯竿を使ったときに0.6号のハリスを使えるかという疑問かあります。
答えはバランスが悪くてNG。
バランスが悪いとは1.5号の磯竿は硬すぎて、0.6号のハリスを守れないという意味です。
例えば磯竿が0.6号なら、チヌのあたりに対して竿がぎゅい〜んと曲がりますよね。
竿が曲がることで魚の引きを吸収してくれるので細仕掛けが使えるのです。
0.6号のチヌ竿の柔軟さがチヌの引きをいなしています。
では1.5号の磯竿はどうなのか?
1.5号の竿で細仕掛けが使えない理由
1.5号の磯竿は0.6号のチヌ竿と比較すると、魚の引きをいなす柔軟さより、反発力で魚を浮かすことに注力しています。
だから竿は曲がって戻ろうとする反発力を発揮します。
逃げようとする魚、反発力で浮かそうとする竿。
その力と力がぶつかるインパクトを受けるのがラインです。
1.5号の竿で0.6号のラインのバランスの悪さをご理解いただけたでしょうか
チヌのウキフカセ釣り!おすすめのチヌ竿を5本紹介する
そういえばこの間のフカセで、久々にボラ神様をかけてしまった…笑
— ひろあき (@hk_fukase) June 8, 2022
グレ浮いてきてるの見えて、潮受けの動きで即合わせしてたら、バッチリフッキング…😭
でもそこまで時間かけずに70超えのボラが上がるんだから、チヌ竿の06って普通に強いんだな。 pic.twitter.com/LU2fsWXxsW
チヌ竿のおすすめを5本
チヌ竿のおすすめを紹介します。
メーカー | 号数 | 定価 |
ダイワ『銀狼』 | 0号~1.5号 | 27500円~ |
ダイワ『王牙』 | 0.5号~2号 | 85000円~ |
シマノ『極翔』 | 1号~2.2号 | 83400円~ |
シマノ『鱗海』アートレータ | 0.6号 | 88600円~ |
がまかつ『チヌスペシャル黒冴』 | 0号~1号 | 59500円~ |
ダイワ『銀狼』シリーズ
ダイワの入門シリーズとしてラインナップされたチヌ専用竿。
価格は27500円からとコストパフォーマンスはよいです。
0号~1.5号までラインナップされ「張りがあるのに曲がり込む」というチヌ竿ならではのt用紙に仕上がっています。
ダイワ『王牙』シリーズ
ダイワのチヌ竿の中でグランシップモデルの一本『王牙』。
高密度な特殊カーボンが採用され、ダイワのチヌ竿の中では最も強度が高く、操作性も圧倒的に優れています。
金属穂先の竿もあるので「感度重視」の沈め釣りや全誘導の釣法では頭一つ抜けた感覚を味わうことが出来ます。
シマノ『極翔』シリーズ
シマノの極翔は「ためて獲る」というチヌ竿らしい胴調子の竿です。
胴調子の竿はともすると浮かせきれない「弱腰の竿」となりがちです。
シマノの極翔は曲がり込んだ先に見せる「粘り強さ」が格別。
粘り強さがチヌを浮かせる力となってダイレクトに伝わります。
シマノ『鱗海・アートレーダ』
シマノの鱗海シリーズと言えば磯竿で圧倒的な支持を得る竿。
鱗海シリーズから登場した「チヌ専用竿」のアートレータ。
コンセプトはトーナメンターが使用できる竿!
シマノのチヌ竿の最高峰フラッグシップモデルとして鱗として輝いています。
がまかつ『チヌスペシャル黒冴』
がまかつの磯竿は「がま磯」と呼ばれます。
「がま磯」だけは少し違う、と畏敬の念と愛情をもって釣り人に親しまれてきました。
がま磯ラインナップの中でチヌ専用に開発されたモデルが「チヌスペシャル黒冴」
「一尾との釣りを堪能する」
がまかつの開発コンセプトです。
チヌのウキフカセ釣り!おすすめチヌ竿のまとめ
ウキフカセ釣りの人気ターゲットと言えばグレとチヌ。
今回は「チヌ」にターゲットを絞り、チヌを心地よく釣るために開発された「チヌ竿」を紹介しました。
最高の一匹を最高の竿で釣りたい!チヌを愛する釣り人にこそ手に取ってほしい珠玉のような釣り竿ばかりでした。
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