チヌ・黒鯛の釣りって難しい?紀州釣りなら簡単で面白い
チヌを釣ってみたいけど難しそう。そう思われている方が実に多いです。
確かに奥が深く突き詰めるのはとても難しい。
だけどチヌ釣りを始めるのって意外と敷居が高くないです。
特に紀州釣りは最初の初日からチヌが釣れることも珍しくないです。
もちろん「簡単に釣れる」といってもコツをつかむのは難しいし、極めようと思うと半端なく奥が深い。
大の男が真剣になって遊べる趣味です。
今回の記事では紀州釣りで最初のチヌ・黒鯛を一匹釣るための超簡単な解説です。
チヌ・黒鯛を釣る条件!魚が居る場所に釣りに行く
もう当たり前ですが絶対条件でチヌ・黒鯛が居る釣り場所に行くことです。
どこか釣れるかは釣具屋さんに聞くのが完璧。
どうせエサとか集魚剤のコマセを購入するんだから、ついでに聞いちゃいましょう。
ほとんどの釣具屋さんで嫌な顔せずに教えてくれます。
教えてくれないような釣具屋さんは「外れを引いた」と思って2度と足を踏み入れないようにしましょう。
他の釣り師の方のためにも早くつぶれてもらった方がいい(゚Д゚;)
近場で聞けそうな釣具屋さんがない場合は、ツイッターやグーグルで紀州釣り釣果〇〇県とかで調べると便利です。
紀州釣り!堤防で狙うべきポイント
例えば釣具屋さんで「〇〇漁港の堤防がいいよ」と教えてもらったとします。
だけど長い堤防のどこを狙ったら良いのか?
こればかりは釣行を重ねないとわからないのが実態。
いくら親切な釣具屋さんでも「○○堤防の内側向きの中央付近に割れ目があって、そこにテトラが沈んでるからその周りでチヌが釣れる」とは教えてくれません。
紀州釣りの基本的な狙い場所は、潮通しの良い堤防の先端ではなく少し中に入った所。
あまり潮が速く流れ過ぎないところが良いです。
それは紀州釣りがコマセでチヌや黒鯛を寄せて釣るからです。
潮が速く流れ過ぎるとコマセが飛んでしまいます。
先端で潮通しの良い場所はフカセ釣りが向いています。潮に乗せて仕掛けを沈め、チヌやグレのポイントに仕掛けを流し込んでいく釣りだからです。
紀州釣りのポイントの見つけ方
少し中に入った流れが穏やかな場所を狙うのがポイント
ダンゴは堤防から5m以上は投げる
堤防の足元には捨て石と呼ばれる基礎の石が入っています。
根魚が隠れる絶好のポイントですが、紀州釣りは基礎石を避けなければいけません。
基礎石周りは根がかり必至ですし、石の間にダンゴが落ちるとタナの深さもわからなくなります。
捨て石が入っているのは5mくらいが多いそうです。ちょうど竿一本分です。
タナとは海面から魚が潜んでいる狙うべき深さのこと。
クロダイの場合は海底を狙うので「タナがぼける」とはエサが海底までしっかり沈んでいないことを指します。
紀州釣りでダンゴを投げる距離
堤防から5mくらいは敷石が入ってる!敷石は根掛かりするので避けるべし。
タンゴは釣具屋さんに売っているモノを使う
紀州釣りのかなめともなるダンゴの素は釣具屋さんに売っているのでそれを使います。
各メーカーが色々と良いダンゴの配合餌を販売しているので最初はどれでも良いです。
だけど気を付けてほしいのは「ふかせ釣り」と「紀州釣り」の集魚剤が同じ棚に置いてあるということ。
ほとんどの釣具屋さんでは同じ場所に置いてある。
紀州釣りとふかせ釣りの集魚剤は似て非なるもの。紀州釣りは手で握ってダンゴになるような「まとまり」と海底に沈んでいく「重さ」が配合されています。
逆にふかせ釣りはゆっくり沈むように配合が軽くまとまりも少ないです。
必ずパッケージに「紀州釣り」または「ダンゴ釣り」と書かれた集魚剤を選んでください。
そしてポイントはパッケージの裏に書いてあるとおりに作ること。
紀州釣りの配合剤の選び方
紀州釣りとふかせ釣りの集魚剤は似てるけど中身は違う!必ず紀州釣りかダンゴ釣り用を買う
ダンゴの作り方!袋に書いてある通りに作る。水分はとにかく少なく
また「水分はとにかく少なめにすること!」これ超大事です!
水を入れすぎるとベチャベチャて取り返しがつかなくなります。水は少しづつ少しづつ追加するように混ぜてください。
また紀州釣りのダンゴにはオキアミを混ぜると釣れる!という記事が良くあります。オキアミを混ぜると釣れるのは確かです。
だけどオキアミは水分がすごく多いです!だからオキアミを入れるのなら海水は一切使わない。そんな感じで混ぜてください。
とにかく水分は少なく。ダンゴをぎゅっと握って形ができるくらいの最も少ない水分でOKです。ほとんどぱさぱさです。
チヌ・黒鯛は海の中のどこにいるか?
クロダイを釣るためには黒鯛が海の中の何処にいるのかを知るのが重要。
今回は海の中の面ではなく、深さに着目します。
つまりチヌが海の中の表面付近にいる?それとも中層を泳いでる?海底付近にいるのか?ということです。
チヌは基本的に海底付近にいる魚です。
だからチヌを釣りたければ海底付近を狙わなくてはいけません。海面付近にエサを付けたハリを置いても9割チヌは釣れないのです。
もちろん例外はありますが・・・( ̄▽ ̄;)
チヌを釣るなら狙いは海底付近。特に紀州釣りでコマセでチヌを寄せて釣るのなら絶対に底を狙って釣るしかありません。
紀州釣りのコマセの作り方
水分はとにかく少なく。ぱさぱさが基本
紀州釣りのタナはトントンが基本
紀州釣りはタナを合わせるのがとても重要です。
タナがボケていると釣りになりません。
紀州釣りの基本のタナは「トントン」と「這わせ」です。
トントンは水深とウキ下の仕掛けの長さが同じ。ダンゴに引っ張られたウキが海中に少し沈みトップが残るくらいがベスト。
ダンゴが割れるとスッとウキが浮かんできます。
トントンは、ぽんっとダンゴから飛び出すつけ餌に反応する「反射食い」を狙います。
這わせはウキ下が水深より長い状態です。ハリスが数十cm海底を這う状態でチヌが違和感なく口を使います。
最初はトントンで初め、フィールドに慣れて来たところで這わせに移行すると釣りか組み立てやすいです。
紀州釣りのポイント
棚アワセが釣果の分かれ目。タナは「トントン」と「はわせ」が基本
紀州釣りのはわせの意味とコツをわかりやすく解説しました。タナ合わせをもっと深く知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
紀州釣りの仕掛けや釣り方を知りたい方へ
紀州釣りの仕掛けや釣りの道具など基本的なことを解説した記事です。これから紀州釣りを始めたいという方は参考になる内容だと思いますので合わせてご覧いただけたら幸いです。