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紀州釣り(ダンゴ釣り)の初心者講座!その①仕掛けを解説

紀州釣り仕掛け 紀州釣り
紀州釣り仕掛け
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紀州釣りはダンゴに付けエサを包んでポイントに投げ入れる釣り方。ダンゴが割れるタイミングを調整したり、ウキの表情を見切ってアタリをとらえた時の快感は病みつきになります。

そしてゴツゴツ頭を振って竿をグゥ~ンッとしならせるファイトは快感の一言。釣り人冥利に尽きる一瞬です。

今回は初心者の方が、紀州釣りで最初のチヌを釣り上げるための方法をシリーズにしてお届けします。

最初の記事は紀州釣りの仕掛けです。

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紀州ダンゴ釣りの仕掛けを画像で解説

紀州釣りの仕掛けを画像にしました。紀州釣りで必要なパーツやアイテムを一覧で紹介します。後段でより詳しく説明します。

  • 竿:磯竿1号ー5.4m
  • リール:2000番スピニング
  • 道糸:1.5号ナイロン
  • ハリス:1.25号フロロカーボン
  • ハリ:チヌバリ2号
  • ウキ止め2か所
  • しもりペット(ウキスイベル)

紀州釣りの仕掛けの概要をサクッと説明

竿先から仕掛けに使うアイテムを順番に説明します。最初は道糸ですね。①1.5号くらいの視認性の良いナイロンラインを使います。

次は②遊動ウキを止めるウキストッパーです。その下に③遊動ウキスイベル(しもりペット)を通します。

しもりペットに付ける④ウキは棒ウキ、寝ウキ、玉ウキの三種類があります。ウキの次に下がり防止でもう一度⑤ウキストッパーを入れます。

⑥ハリスは1ヒロでフロロカーボンの1.25号。ハリは⑦チヌハリの2号です。

紀州釣りの仕掛けの肝は軽くて潮に乗ること

紀州釣りの仕掛けは釣具屋さんに行ってもほとんどお目にかかりません。ちょい投げの釣りのようにパッケージに必要なものが全部そろっていて、サルカンを引っ張ればズルズルと完成した仕掛けが出てくるような便利なものはありません。

紀州釣りの仕掛けは自分で作らなくてはいけません!

だけど安心してください。紀州釣りの仕掛けは「最も軽くて最も単純な仕掛け」の一つです。

とにかく余計なものが無い!道糸に遊動のウキとウキ止め、それにハリスとハリだけです。考えてみれば、たったの4つのパーツしかありません。

  1. ウキ
  2. ウキ止め
  3. ハリス
  4. ハリ

だけど必要なものを付けていないのではないのです。不要なものをそぎ落として究極的にシンプルになったのが紀州釣りの仕掛け。

絶対的に軽い仕掛けでダンゴが割れた後に潮に乗る。これがチヌに食わせる条件です。

紀州ダンゴ釣りに使う竿は磯竿がグッド

磯竿の5.4mの竿が使いやすく釣っても楽しいです。磯竿は魚のパワーをいなすために柔らかく作られてます。

チヌが掛かると竿の胴からぎゅーんと曲がりとっても楽しい!

いわゆる三日月形に曲がって見た目にもかっこいい。インスタ映えするってヤツ(笑)

磯竿には号数があり、号数が上がると竿のパワーが比例して強くなります。

3号以上は大物や遠投ようの特殊な竿なので紀州釣りでは1号前後がおすすめ。

紀州釣りに使うリールは2000番前後のスピニングリール

リールはスピニングリールの2000番前後を使用します。これから道具を揃えて紀州釣りをされる方は、後回しにしても大丈夫なのがリールです。

基本的に堤防から紀州釣りをするなら、安価なリールでも全然大丈夫。竿は差が出ちゃうけれど紀州釣りにおいてはリールで差が出る事はあまりないです。

3000番以上の大きなサイズだと持ち重りして疲れちゃいますが、ある程度のコンパクトなサイズなら値段が安くても全然大丈夫。

ルアーフィッシングと比べると紀州釣りでリールの役目はそれ程重要ではありません。

機種ダンゴ釣りで使うリール

  • 2000番クラスのスピニングリール
  • 安価なモノでも全然OK

紀州ダンゴ釣りの仕掛け「道糸・ライン」は視認性の良いナイロンライン

紀州ダンゴ釣りのラインは視認性の良いナイロンラインがおすすめです。

道糸のラインの素材はPEラインやフロロカーボンがありますがナイロンラインで視認性が良いものを選んでください。

視認性が良いのはオレンジや黄色は鉄板で見やすいです。

風が吹いたり表層の潮でラインが釣りの邪魔になるほど大きくたわむことがあります。

竿先からウキまでのラインを調整することをラインメンディングと呼びますが、透明ラインだと状態を把握するのが難しいのです。

ラインの号数は1.5号あれば十分です。2号とか3号とか書いてある仕掛けもありますが、ラインが太いほど風や波や潮の影響を受けます。

絶対に細い方が釣りが面白いです。ちなみに狙っていないのにつれてしまうのがボラ。メチャクチャに引いて重い魚ですが数えきれないほどのボラを釣っていますがラインが高切れした経験は本当に僅かです。

紀州ダンゴ釣りの仕掛けのラインを選ぶポイント

  • ラインの材質はナイロン
  • 視認性の良い黄色、オレンジ
  • 号数は1.5号

紀州ダンゴ釣りの仕掛け!一番肝心な「ウキ」

紀州釣りで一番肝心な仕掛けともいえるのが「ウキ」です。

ウキの良し悪しで釣果に差が出るだけではなく、変なウキだとダンゴの状態は分からないし、チヌからのコンタクトの「アタリ」も取れないしマジで悲惨です。( ̄▽ ̄;)

リールは後回しでも良いと書きましたが、ウキは必ず専用の物を用意した方が絶対に楽しいです。

1000円くらいからありますので初期投資としては必須ですね。

紀州釣りに使うウキの種類

紀州釣りに使うウキの種類はおおむね3種類です。

  1. 棒ウキ
  2. 寝ウキ
  3. 玉ウキ

3種類のウキのどれかを使って紀州釣りをする方が多いです。個人的な好みでおすすめの順番を付けると断然に棒ウキがトップです。

棒ウキは海面から飛び出した「トップ」の部分が長いので、ダンゴが着底した、ダンゴが割れた、魚が突いた、チヌの前アタリ、チヌの本アタリ、それらが事細かく伝わってきます。

メチャクチャ表情が豊かなんです。見ていて一番楽しいのが棒ウキです。

紀州ダンゴ釣りの仕掛け「しもり玉」と「からまん棒」

フカセ釣りでお馴染みのからまん棒としもり玉。この2点は入れるか入れないかは好みによって分かれます。

しもり玉はウキスイベルとウキ止めの間に入れて、ウキ止めと、ウキスイベルが絡まるのを防止します。

からまん棒はウキの下に入れることで、なぜかウキがラインと絡まらない魔法のアイテム。フカセ釣りでは必ず使いますが、紀州釣りの場合は好みです。

ただし、からまん棒かウキ止めのどちらかは入れた方がいいです。ウキがあまりに上下に動き過ぎると釣りにくいのである程度動きを制限したいからです。

それとラインが切れたときにウキをロストする確率が格段に減ります。

紀州ダンゴ釣りの仕掛け「ハリス」は1号~1.5号で長さは1ヒロ

紀州釣りのハリスの号数や長さや材質に付いて説明します。

  • 号数①:底が砂地の堤防1~1.25号
  • 号数②:底荒れした場所1.5~2号
  • 長さ:1ヒロ
  • 材質:フロロカーボン

紀州釣りのハリスは1号~1.5号

紀州ダンゴ釣りのハリスは釣りの場所によって号数が変わってきます。

底が荒れていないストラクチャーや沈み根が少ないポイントなら1号~1.5号がおすすめです。

太いハリスと細いハリスどちらがチヌに違和感を与えないかと考えれば、やっぱり細いハリスに分があります。

ただしそこ荒れした地磯のような場所で紀州釣りをする場合は1.5号~2号がいいです。

ハリスの長さは1ヒロが鉄板

ハリスの長さは1ヒロが鉄板の長さです。

チヌを狙う釣りで「ウキふかせ釣り」がありますが、ふかせ釣りの場合は2ヒロにしたり矢引きにしたり細かく調整します。

でもフカセ釣りの場合はハリスの役目がフカセ釣り程重要ではないのです。ハリスの長さにこだわるより一定の長さで繰り返し精度を上げる方が重要です。

紀州釣りのハリスの材質はフロロカーボンで決まり

ハリスの材質はフロロカーボンの一択です。

なぜフロロカーボンなのか?根のこすれに強いからです。

紀州釣りは海底でチヌを狙う釣りなので必ずハリスは海底を擦ります。

ナイロンラインはとても扱いやすいラインなのですが「こすれ」には非常に弱いです。

特にシモリ根や足元にテトラが入っているポイントでチヌに走られると厄介です。ラインが張った状態でストラクチャーに擦られると「ぎっぎぎぎぎ~」と何とも嫌な感覚が伝わってきます。

紀州ダンゴ釣りでハリスを選ぶポイント

紀州ダンゴ釣りに使うハリスを選ぶポイントは4つありました。

  1. 底が砂地の堤防:1~1.25号
  2. 底荒れした場所:1.5~2号
  3. 長さ:1ヒロで固定
  4. 材質:フロロカーボンの一択

紀州ダンゴ釣りの仕掛け「ハリ」はチヌと直接コンタクト

紀州ダンゴ釣りで直接にチヌ(クロダイ)と接触してコンタクトするのがハリです。

釣具屋さんに行くと沢山のハリが売っていますが、チヌバリも種類がとっても多いです。形やカラーや大きさなど種類が多すぎて何を買うのが正解なのか迷ってしまいます。

そこで仕掛けに使うチヌバリを選ぶポイントを説明します。

  1. カラー:エサのカラーに合わせる
  2. 号数:チヌの大きさに合わせる
  3. 号数:エサの大きさ種類に合わせる

紀州釣りのハリのカラーはエサに合わせる

チヌに使用するハリは、金、銀、黒、が多いですが、その他にカラー針も有ります。

チヌは警戒心が強い魚だと考えられており、違和感を感じると口を使ってくれません。エサと仕掛けのハリを同じカラーにすることでよりナチュラルにエサを喰わせられます。

例えばオキアミやボケはオキアミカラー。

麦やコーンを使う時はシルバーにします。

紀州釣りのハリの号数はチヌのサイズに合わせる

ハリの大きさを表す号数。紀州釣りで一般的に使われるのが1号~3号です。

このサイズの使い方が意外と重要で名手ほど仕掛けの箱の中に複数のサイズのハリを忍ばせています。

チヌを確実に釣るには口に掛けるよりも飲ますことが重要です。貝やエビの殻を嚙み砕いて捕食するチヌの口の中は硬い歯でびっしり。

他の魚と比較するとハリ掛かりしにくいのです。だからチヌバリは軸が細く飲み込みやすい形になっています。

その点を考慮するとハリの号数が小さい方がチヌを掛けやすいとなります。

30㎝代のチヌしか出ないポイントなら1号でも十分です。40㎝代のチヌでも1号で獲れます。

でも段々と不安にはなります( ̄▽ ̄;)

50㎝のチヌに1号のハリはかなりヤバいです。折れたりします。

  • 食い込み重視:チヌハリ1号
  • 30㎝以上が出る:チヌバリ2号
  • 50㎝年無し狙い:チヌハリ3号

チヌバリの号数はエサのサイズに合わせる

ハリの大きさはエサの大きさや種類によって変えます。

紀州ダンゴ釣りで通年で最も使われるエサが「オキアミ」です。

ご存知の通りオキアミにはサイズがあるので、あまりに餌のサイズとかけ離れたハリを使うと、簡単にエサが落ちたり、エサ取りに弱くなってしまいます。

オキアミを付けたときの理想は、針先がオキアミの頭の手前まで来ている事です。

チヌバリのサイズはエサの種類によって変わる

紀州釣りで使う刺しエサは定番のオキアミ、コーン、サナギ。生き餌としてボケやシラサエビや虫類があります。

軽いオキアミやコーンサナギをエサにした時は、軸が太めのハリを使用します。仕掛けが吹き上がらないようにハリの自重を利用するためです。

逆に生餌を使用するときは、生きて暴れてもらうのが条件なので弱らせないように細いハリを選択します。

紀州ダンゴ釣りでチヌバリを選ぶ時のポイント

紀州釣りでハリを選ぶ時のポイントのまとめ

  1. 種類:チヌバリを使う
  2. カラー:エサのカラーで保護色に
  3. 号数:狙うチヌに合わせて大きく
  4. 号数:エサによってハリも変わる

紀州ダンゴ釣りの仕掛けに「オモリ」は打たない

紀州ダンゴ釣りでオモリを打つのか?基本的にはオモリは打ちません。

オモリは仕掛けを狙ったポイントに飛ばす役割、仕掛けを海中に沈めて仕掛けを馴染ませる役割があります。

紀州釣りでは「ダンゴ」がそれらの役割を果たしてくれるので、オモリを打つ必要が無いです。

逆にハリスにオモリを打つと、ハリスが屈折してウキにアタリが伝わらなくなります。

潮流が早かったり表層と海底の流れが違う「2枚潮」の時は海底の潮を掴むためにハリスにオモリを打つことがあります。

しかしスタートからガッツリオモリを打つことはありません。

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