紀州釣りのウキ止めを活用!2つ付ける意味とは?
紀州釣りはウキからの情報でダンゴの状態や、魚の寄り具合を判断する釣りです。
ウキ設定のの良し悪しで釣果や釣趣が大きく変わってきます。
そんな紀州釣りでウキとセットで使用するのがうき止め。
ウキ止めは半誘導のウキの移動範囲を制限するためのものです。
単なるウキ止めですが、紀州釣りの名手はウキ止めを活用していろいろな情報をキャッチしています。
単なるウキを止めるものと侮ってはならないのです
今回は紀州釣りのうき止めの活用を考えてみたいと思います。
紀州釣りのウキ止めは1個?それとも2個?
人生初紀州釣りしてきたけど難しい!
— たいせー (@taisei_1483) August 6, 2019
ダンゴ割れたり割れんかったり空中破裂したりw
アタリは一回あって掛からんくてそこから沈黙………
夕方になってウキが見えなくなって急遽仕掛け変えてフカセで短時間勝負に!
スーパーベビーババタレ釣れてて油断してたら47㎝のチヌ!
掛けた瞬間めっちゃ焦った pic.twitter.com/VAsFzd2UcW
やれば分かる!ウキ止め2個の便利さ
一般的な釣りの仕掛けではウキ止めは1つです。
ウキを止めるだけなら一個で十分に要が足りますから当然です。
ところが紀州釣りの名手はウキ止めを2つつけているパターンが多い。
「えっと…なんで2個もつけるん?」
ふつうはそう思います。
でもやってみると分かるんです!ウキ止め2個の便利さが(≧▽≦)
2つウキ止めを付ける意味合いは「メモリー」としての活用です。
ウキ止めのメモリー機能とは
水深を把握し続けるのが紀州釣り
紀州釣りにおいてウキ下の設定は非常に重要です。
チヌへアクセスする最も重要な設定の一つと言えるかもしれません。
だからこそウキ下を5cm10cm単位で調整する人も少なくありません。
そこで活躍するのがダブルウキ止めのメモリー機能です。
例えばダブルウキウキ止めの上側をトントンから2m上、プラスにに設定したとします。
これがメモリーです。
メモリー側のウキ止めは、本来のウキを止めるという作業はしません。
あくまでメモリーで目印の機能です。
ウキ止めの仕事をするのは下のウキ止めだけ
実際にウキを止める作業を担うのは下側のウキ止めです。
上側のウキ止めは常に固定のままで動かしません。
フィールドの状況によってウキ下の設定を調整するために動かすのは下側のウキ止めだけです。
実際の釣行では細かくウキ下を調整します。
メモリー機能があれば、初期設定から何センチのウキ下で釣っているのか一目瞭然というわけです。
紀州釣りのウキ止め!ウキ下を短くする・長くするパターン
ウキ下を短くしたり長くしたりする時は下のウキ止めを動かします。
一度に動かす範囲は人によって様々ですが、一定間隔で動かすのが理想です。
例えば手のひらをグーにして親指と小指だけを伸ばしたときの広さ。
これを一回の移動範囲と決めておけば、おおよそ何回分短くしたのかがわかるようになります。
ウキ下の状況の把握が正確なら、クロダイがどんな状況で釣れたのか理解が進みます。
理解が進めば同じパターンを作り出すことも容易になり「釣れた」という感覚から「釣った」という確信へと進化できます。
まさに「してやったり」超きもちいです♪
紀州釣りの「はわせ釣り」はウキ止めの視認性が重要!
今日は加太でのんびりダンゴ投げ🎣#紀州釣 pic.twitter.com/2ZlVRGLp9p
— makoto801@ウキダンゴ釣りが好き (@m_fishing_m801) June 17, 2022
ハワセ釣りはウキ止めで釣る
紀州釣りの浮きした設定は概ね3つです。
- 宙切り
- トントン
- 這わせ
うき止めの視認性が超重要になるのが這わせです。
這わせはウキ下の長さが水深より深い設定。
だからダンゴが底についてもウキはウキ止めまで到達していません。
ウキとウキ止めまでの距離が「ハワセ」の長さともいえるかもしれません。
ダンゴが海底について仕掛けが馴染み、潮に流されウキは流されていきkます。
しばらく流されるとやがてウキ止めに当たります。
理想はウキ止めに当たる直前でダンゴが割れること
紀州釣りでダンゴが割れるタイミングの理想は、ウキ止めとウキが当たる直前にダンゴが割れること。
ウキ止めとウキが当たった瞬間から綱引きが始まりウキは沈み始めます。
角度の問題でトントンほどはダンゴとエサが離れませんが、それでもダンゴの煙幕から付けエサは離れていく方向の力が働いてしまいます。
逆にウキ止めとウキの間が離れすぎていてもアタリがウキにきれいに現れません。
ウキ止めでアタリを取ることもできる
ただしウキ止めとウキの間が離れていても、ウキ止めの動きでアタリを見抜くことは可能です。
ウキ止めとウキの間は、ウキが流されるゆっくりとした速さで詰まっていきます。
アタリが有るとウキ止めがすっと走ってウキに近づきます。
このウキ止めの動きが「ウキ止めの視認」によるあたりの見極めです。
ウキ止めでアタリを取るには視認性の良い大き目のウキ止めを使うことが必須です。
紀州釣りのウキ止めは視認性の良いものを購入しよう
「ウキ止め購入するなんて馬鹿だろ!?」
ちょいと口の悪いユーチューバーはそんなことを言います。
その理由はウキを止めるだけなら、ラインの切れ端で十分だからです。
確かにラインの切れ端を上手に使えばウキ止めの役割は果たせます。
しかし紀州釣りに関しては、ウキとウキ止めの距離からも海の中の情報やアタリを見極めることが出来ます。
黄色やオレンジの視認性の良いウキ止めを使うことがおすすめ。
オレンジと黄色はどれがいい?
ウキ止めはオレンジと黄色が多く売られています。
どっちが見やすいか?
個人によって違うので使ってみるまで分かりません( ̄▽ ̄;)
筆者は真っ黄色が見やすいです。
しかし釣り人によっては黄色は見にくいという人もいます。
紀州釣りウキ止め二つのまとめ
紀州釣りのウキ止めについて考えてみました。
ウキ止め役割は軽視されがちですが、紀州釣りにおいてはダンゴの様子や海の中の様子を探る重要な手掛かりになります。
まやハワセ釣りにしたときにはアタリを取ることもできます。
次回の釣行では、ぜひウキ止めに注目して紀州釣りを展開してみてはいかがでしょうか?
新しい発見があると思います。
コメント
よっしゃ!次の釣りからはウキ止めを2個使うで。
なんか釣れる気しかせえへんわ(笑)