ちょい投げ釣りは簡単!よく釣れるから面白い
ちょい投げ釣りは釣りは断然にビギナーや、家族連れにおすすめの釣りです。
道具は手軽でコンパクトだし、足場の良い堤防や波止や海釣り公園などからよく釣れます。
釣れる魚はシロギスをメインにイシモチやベラやメゴチやハゼなど。
何が海から飛び出してくるかわからないのもちょい投げ釣りの面白さの一つです。
五目釣りは5種類の魚が釣れた事を指す言葉ですが、釣り場によっては7目や8目のバラエティー豊かな釣りになることもあります。
ちょいい投げ釣りの特徴
- ファミリーフィッシングのぴったり
- 簡単で手軽
- 堤防だから足元良好
- だくさん釣れる
- 何が釣れるか楽しみ
ちょい投げ釣り!ターゲットの釣れる魚
ちょい投げ釣りで釣れる魚、釣りたい魚を紹介します。
どんな魚でも釣れたら楽しいのですが、お土産にして晩御飯のおかずになる魚が良いですよね。
食いしん坊の観点から見ると、ちょい投げ釣りで釣りたいのはシロギスです。
ちょい投げ釣りでシロギスが釣れたら本命ゲットです。
ちょい投げ釣りでよく釣れる魚
- シロギス
- イシモチ
- メゴチ
- ベラ
- ハゼ
シロギス
ちょい投げ釣りでゴールデンウィーク明け頃から釣れ始めるシロギス。水温が下がる晩秋まで釣れます。
シロキスの一般的なアベレージサイズが15㎝〜20cm。25cmまでいくとかなり自慢できるサイズ♪
小さな群れで砂地の海底に生息し、多毛類やエビやカニや稚魚をエサにしています。
肉食系の魚なんですね。
イシモチ
イシモチも堤防や港湾や河口付近に近付いてくる魚。全国的によく釣れる魚ですが、東京湾は特に有名です。
群れをなして接岸することがあり、群れに当たると爆釣になることも♪
低水温が苦手なシロギスとは異なり、2月〜4月の寒い時期にもよく釣れます。成長すると70cm以上になる個体もあります。ちょい投げ釣りでは20cm前後が平均的。30㎝を超えるイシモチが掛かると手応えが凄いです!
メゴチ
メゴチは釣りの外道と呼ぼれることが多い魚。外道とは狙った魚以外を指す言葉です。メゴチは体の周りがネバネバしていて、頭の後ろには鉤爪状のトゲもあります。トゲに毒はありません。
そんな理由から釣り人に敬遠されがちなメゴチですが、以外にも食味は非常に良くシロギス以上に美味しいとも。
ぜひ一度食べてほしい魚の一つです♪
ベラ
堤防周りにたくさん生息するベラ。ベラは凄く沢山の種類がいます。ちょい投げ釣りでよく釣れるのがキュウセンベラ。
食べるとちょっと癖がある魚で苦手意識がある方も・・・( ̄▽ ̄;)
関東では外道の代表として敬遠されがち。だけど関西では高級魚の仲間として市場に出回る魚でもあります。
ハゼ
夏から秋に全国的によく釣れるのがハゼ。とても食欲旺盛で好奇心が強い魚。
ちょい投げでハゼがいるポイントに投げることができたら、だいたい釣れます。
ハゼは上から落ちてくるものや目の前を移動するモノに本能的に反応してしまう可愛い魚です。
食べても美味しいのはお墨付きですよね。
ちょい投げにおすすめの時期は晩春から晩秋まで
ちょい投げ釣りのおすすめの時期は桜か散り終わった晩春から晩秋まで。
大雑把な表現になるのは、毎年釣れ始める時期も、釣り終わりの時期も微妙にバラバラだから。
また関西、関東、東北で時期に差が出ます。
釣りに行かれる前にはお住まいの地域+ちょい投げ釣りで検索したり、釣具屋さんで最近の釣果を聞いてみるのがおすすめです。
夏休み前後になら時期的に外れることはありません。
ちょい投げ釣りのおすすめのポイント
ちょい投げ釣りのおすすめのポイントは身近な堤防や波止や海釣り公園などです。
近くに海釣り公園がある環境なら絶対おすすめ。
水道やトイレや駐車場の設備があって断然に釣りかやりやすいです。
また堤防なら先端付近の潮が適度に流れているところが連れやすいポイント。
また仕掛けは思い切り遠投しなくても20mとか30mで十分に釣れます。
- 堤防や海釣り公園がおすすめ
- 潮が流れる先端が釣れやすい
- 遠くまで投げる必要はない
ちょい投げ釣りで使うタックル
ちょい投げ釣りで使う竿やリールのタックルを紹介します。ちょい投げ釣りの専用の竿ではなくても、投げ釣り用の竿やルアー用のロッドでも代用可能です。
ちょい投げ釣りは気軽に手軽にできるのが魅力の一つ。
竿、ロッド
ちょい投げ釣りのロッドは2m〜3mくらいの短めの竿がおすすめ。
ちょい投げ釣り専用の竿でも、ルアー釣り用の竿でも楽しめます。ルアー竿を購入すればシーバスや青物を釣るライトジョアジギングと共用できますよね。
ライトショアジギングとはメタルジグと呼ばれる金属製のルアーで、ハマチとかヒラメとかが狙える手軽な釣り♪近年大人気なんです。
リール
リールは「スピニング」という種類のリールを使います。最もポピュラーなタイプのリール。
釣具屋さんに行くと、竿とリールがセットになった「ちょい投げ釣りセット」も売っています。予算に応じてセットになったタックルを選ぶのもおすすめです。
あんまり大きくなく小さすぎないサイズを選ぶのがポイント。
リールにはサイズがあり2000番から3000番がおすすめ。1000番だと小さすぎで4000番だと大きすぎる感じです。
道糸、ライン
リールに巻く糸のことを道糸とかラインと呼びます。入門用のリールなら最初からラインが巻いてあるのが一般的です。
ラインが巻いてないリールを購入した場合は別途ラインも購入する必要があります。
ラインに使う素材は、ナイロンとPEがあります。ライントラブルの少なさからナイロンを選ぶのがおすすめです。
サイズはナイロンラインの2号前後が良いです。1号だと細すぎで切れる心配があり、3号だと太すぎて扱いにくくなります。
ちなみにラインを購入したら釣具屋さんにある糸巻機でリールに巻いてくれるのが一般的です。
ちょい投げ釣りの竿やリールのポイント
- 竿は2m~3m
- ルアー竿が軽くて便利
- スピニングリールを選ぶ
- ラインが巻いてなかったら2号のナイロン
ちょい投げ釣りの仕掛け
では竿とリールが決まったら仕掛けを用意しましょう。ちょお投釣りの仕掛けの大きなパーツはハリとオモリの2種類です
ちょい投げ釣りの仕掛けパーツ
- ハリ
- 天秤
- オモリ
ハリの付いた仕掛けは既製品が楽
ハリの周りの仕掛けは自作もできますが、既製品が楽です。パッケージにハリやハリスと呼ばれる糸がセットになってリールから出てきた道糸と結ぶだけで完成です。
釣具屋さんには色々なちょい投げ釣りの仕掛けセットが売っているので、ターゲットになる魚と好みに合わせて購入してください。
ハリの大きさには号数がある
釣り針にはサイズによって号数が設定されています。号数が大きくなると針のサイズも大きくなり、号数が小さくなるとハリのサイズが小さくなります。
ちょい投げ釣りの場合は6号前後がおすすめです。
これも釣り具屋さんで聞いてみるのがおすすめ。魚は春は小さくて秋になるにつれ段々と大きくなってきます。
だから時期によってハリのサイズも変えた方が良いです。
ちょい投げ釣りの仕掛けのハリの本数は2本と3本
ちょい投げ釣りの仕掛けのハリは、2本のハリと3本のハリがあります。釣をするときは全部のハリにエサを付けます。
3本の方がよく釣れそう?
と思う子もそれませんが、3本になるとしかけが長く絡まりやすくなります(ーー;)
だから慣れるまでは2本の針の仕掛けがおすすめです。
天秤仕掛けが絡まり防止
ちょい投げ釣りの仕掛けには天秤と呼ばれるオモリを使います。
L字型をした金属製のパーツです。
この天秤パーツを使うことで投げたときの糸の絡まりが劇的に減ります。
ライントラブルは凄くストレスに。天秤おもりはぜひ使ってほしいパーツです。
重りの号数
天秤仕掛けに付ける重りはナス型重りの3号〜5号です。
海の潮が流れる速さによっておもりを設定します。
潮の速さは干潮満潮の潮位の差で、1日の中でもスピードが変わります。また大潮や小潮など潮回りによっても影響されます。
最初は何号使えばいい?全然分からないと思います。店員さんに釣行予定の釣り場とおすすめのオモリを聞くと答えてくれるはずです。
店員さんを味方にしておくといろいろ便利(笑)
もし釣り場が決まっていなければ3号5号7号と一個飛ばしで複数のサイズを購入しておくのがおすすめです。
軽いオモリしか持っていないと、潮に仕掛けが流されて釣りにならないことがあるからです。
天秤とオモリがセットになったものもあリます。
ちょい投げ釣りの仕掛けのポイント
- 仕掛けは既製品が便利
- ハリのサイズは6号前後
- 3本ハリより2本ハリがおすすめ
- オモリは天秤仕掛けを使う
- オモリは複数号を用意する
ちょい投げで使うエサ
ちょい投げ釣りで使うエサは青イソメやジャリメのムシエサ。
ジャリメの方が小さく細いので、キスのような小さな口の魚を狙うときは有効なエサです。
またアオイソメのほかにアカイソメもありますが、細くてつけにくいのでアオイソメがいいです。
アオイソメの派生形で色が少し違うゴールドというエサもあります。
青イソメは大きくて動きが活発で匂いが強いです。だから色々な魚にアピール力が強い。
アオイソメは海の万能餌と呼ばれどんな魚も食いついてきます(笑)
魚にとってのごちそうですね。人間から見ると若干キモイんですが( ̄▽ ̄;)
虫エサの付け方
エサの付け方は通し刺しが一般的。普通にハリの先から根元まで通すつけ方です。
ハリの根本までエサを刺したら、ハリ先を少し出します。
完全にハリが隠れるように神経質にエサを付ける方もいますが・・・だいたいで大丈夫!ちょっとくらいハリが見えてても釣れます♪
「重要」ハリ先から余分にエサを垂らす長さは、キスなら1cm〜2cm程度。
垂らしが長すぎるとエサだけを取られてハリにかかりません。
たらしの長さは口の大きさによって変わります。口が大きなカレイやイシモチが釣れるなら、一匹丸々付けたほうが食いつきが良いです。
ちょい投げ釣りのエサのポイント
- アオイソメ、ジャリメの虫エサ
- キスのたらしは1㎝~2㎝
- 通し刺しでハリ先は出す
ちょい投げ釣りにあると連理な小物類
エサ箱があるとちょい投げ釣りは便利
青イソメやジャムシを保管するエサ箱があると便利です。エサ屋さんで透明のプラのケースに入らてくれますが、蒸れたり弱ったりしやすいです。虫エサは海中で動いて魚にアピールするから釣果が上がります。
弱ったエサだとつれにくいです。
それに蓋がしっかりしてないから気が付いたら脱走していたなんてことも・・・( ̄▽ ̄;)
きもくて虫エサに触れない!
青イソメやジャムシは見た目はグロい。
出来る事なら触りたくない(ーー;)
特に女性にはそういう方が多いですよね。
実は虫エサを触らなくてもハリに付けられる便利な道具があるんです。エサが苦手な方には必見です。
魚バサミ
魚をつかむ専用のハサミがあります。魚を素手で掴むとネバネバしたりウロコがついたり、中には毒を持った魚もいます。知らない魚が釣れたら直接触らない方が良いです。
ちょい投げ釣りで釣れるかもしれない毒を持ってる魚
ちょい投げ釣りで釣れてしまう可能性のある毒をもった魚です。
- ゴンズイ
- アイゴ
- ハオコゼ
- ウミケムシ
食べてはいけない毒のある魚
- クサフグ
- キタマクラ
ちょい投げ釣りの仕掛けの投げ方
ちょい投げ釣りの仕掛けの投げ方を説明します。
言葉で説明するのも難しい・・・上の動画は中部地方にある「釣り具のイシグロ」さんが編集したユーチューブ動画です。1分45秒でとても分かりやすく解説されているのでお勧めです。
仕掛けを投げたら誘いを入れよう
ちょい投げ釣りは仕掛けを投げたら「誘い」を掛けるのが重要です。待ってるだけでは成果が出ないのは男と女の関係と同じ( ̄▽ ̄;)
こちらから魚に向かってアピールを掛けます。
仕掛けを投げたらラインか止まるまで出す
仕掛けを投げたらしばらくはラインを出しっぱなしにします。オモリが海底に付くまでラインが出ていくからです。オモリが海底についたらラインが止まります。
ラインの放出が止まったらゆっくりとリールを巻く
ラインの放出が止まったらベールを返してリールのハンドルを回転させ余分に出たラインを巻き取ります。余分なラインを巻き取ると竿先にオモリの重量感を感じるようになります。
オモリを感じたら竿先からオモリまでラインがピンッと張った合図です。ラインが張っていないと魚がエサに食いついたアタリが分かりません。
仕掛けをサビいて魚を誘う
ラインが張った状態でそのまま待っても釣れます。だけどもっと釣れるのが魚を誘う方法。
ゆっくりと仕掛けを手前に引きずってきます。仕掛けを引いてく誘う方法を「サビく」と呼びます。1mを5秒〜1秒くらいのゆっくりとしたスピードで巻いてきます。リールを巻いてサビいても、竿先を動かしてサビいてもokです。
魚が食いついてきたら「あわせ」が重要
魚がエサに食いつくとラインを伝わり竿先から手元まで振動します。魚がエサに食いついた振動を「アタリ」と呼びます。
ラインが張ってないとアタリは分からないのでラインは常に張った状態にします。
ちょい投げ釣りは早合わせは禁物。特にキスはモゾモゾと口を使うので、最初のアタリを感じても我慢。そして2回目の振動で竿を立てます。
竿を立ててラインを引っ張り魚の口にハリをかける動作を「あわせ」と呼びます。
合わせができたら一定のスピードで巻き続けます。ラインを緩めてしまうと、魚のクチニ掛かったハリが外れてしまうことがあります。ラインは緩めず間切っでけるのがコツです。
さぁどんな魚が海面から顔を出すのかお楽しみの瞬間です♪
仕掛けを投げてから合わせまでのポイント
- 仕掛けを投げる
- 仕掛けが海底に着くまでラインを出す
- オモリを感じるまでラインを巻く
- ゆっくりとさびいて誘いを掛ける
- 魚を感じたらあわせを入れる
シロギスの美味しい食べ方
ちょい投げで釣ったシロギスはおいしく食べることができます。釣り人だからこそ食べられる新鮮なキスの味を存分に味わいましょう。
シロキスはこんな料理で食べることができます。
- 刺身
- 天ぷら
- 塩焼き
- ガーリックソテー
- しゃぶしゃぶ
キスの刺身
釣り人ならではの食べ方が刺身です♪キスは海の女王とも呼ばれる美しい魚でおいしい白味が特徴。淡白であっさりしているのに甘くておいしい。
小ぶりのキスだったら3枚におろして切らないのも手ですね。一枚物の半身なら小ぶりのキスでも食べ応えは十分。すしネタにしてにぎるのもおすすめ。
キスの天ぷら
キスの天ぷらも間違いないおいしさ。料理屋さんでも天ぷらの盛り合わせにキスgは入ってること多いですよね。
上品で淡白でクセがなくて油との相性がよくて、火を通すことで身がほろほろと柔らかくなります。
キスの塩焼き
簡単においしくキスを味わえるのが塩焼きです。3枚におろさなくても腹を出して塩を振って豪快にグリルで焼いちゃうのもいいですよね。
塩焼きの素朴な味付けにキス本来の味わいが引き立つ一品です。
ガーリックソテー
3枚におろしたキスに塩コショウをしてオリーブオイルとガーリックでソテーします。カリっとしてニンニクの味わいがプラスされてメチャクチャ美味しい。
ポイントは焼き過ぎないこと!刺身でも食べられるキスなのでちょっと強めでカリっと香ばしく焼き上げるだけ。だいたい30秒くらいが目安です。焼き過ぎるとだんだん固くなります。
キスのしゃぶしやぶ
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