紀州釣りてダンゴが割れたのが分からない!?
紀州釣りはエサをダンゴで包み込んで海底まで送り込む釣りです。
ダンゴが割れるとエサが転がりだします。
見事にクロダイが食い付けばアタリとしてウキに反応が出ます。
ウキの動きを見て釣り人は「きたぜ〜」と叫びながら合わせを入れるわけです。
ところが紀州釣りの初心者の方の中には、ダンゴが割れたのが分からない!とおっしゃる方がいます。
ダンゴが割れたのが分からなければ、アタリが取れるはずがありません。
アタリが取れなければクロダイが釣れる道理がない…
今回はダンゴの「割れ」の見極めと「アタリ」について考えてみたいと思います。
紀州釣りダンゴの割れを見極める!ウキはソナーだ!
紀州釣りにはまってしまった…!!
— ODAKO…fishing (@FWZda6MQrgnCnsb) April 4, 2020
チヌとか釣れなかったけど、ウキのあたりは取れたので、とりあえずステップアップ!!カンダイの子供も釣れましたww刺身、美味しかったですよ〜!! pic.twitter.com/srrQfYVRLV
ダンゴ割れが把握できない➡ダメ
紀州釣りにおいて海底のダンゴの様子を把握するのは必要不可欠な要素です。
ダンゴが割れるまでの時間で、エサ取りの存在や、本命のクロダイの寄りがわかるからです。
ダンゴが割れたのすら把握できないのでは紀州釣りの面白さの1/10も感じられていないと思います。
10%以下です…マジです。
まずはダンゴが割れた瞬間を確実に把握できるようにしましょう。
ダンゴが割れた瞬間を目視する
ダンゴは海底にあるので割れた瞬間を釣り人は目視できません。
その代わりにソナーとなって釣り人に情報を伝達してくれるアイテムがあります。
それが「ウキ」です。
紀州釣りにおいてウキが活躍するのは魚のアタリだけではありません。
ダンゴの状態や、ウキ下の棚の設定の良し悪しなど多くの情報をウキが投げかけてきます。
今回のテーマであるダンゴ割れを確実に把握するためには、ダンゴが割れた瞬間を把握するにはウキ下の棚設定を「トントン」にする必要があります。
紀州釣りでダンゴ割れと「あたり」の関係
久しぶりの紀州釣り(ウキダンコ釣り)
— まめぼんcafe (@mameboncafe) October 4, 2022
最近お目にかかれなかったナイスサイズのチヌさん
でっぷり太ったチヌさんはメッチャ引いてくれました🐟#紀州釣り #ウキダンゴ釣り #チヌ釣り #チヌ #カカリ釣り #ダンゴ釣り #まめぼんカフェ #まめぼんcafe #まめぼん #古民家カフェ #イタリアン #古民家 pic.twitter.com/tyXR5OTsbe
ダンゴ割れ➡わからんと釣りにならん
紀州釣りではダンゴの割れが把握できないと1/10も楽しさを味わえないと書きました。
その理由はダンゴの割れとあたりの関係にあります。
紀州釣りでアタリが出るタイミングが最も多いのはいつでしょうか⁉
それは「ダンゴが割れて10秒から15秒」の間です。
クロダイのアタリはダンゴ割れの直後
ダンゴの周りに魚を集めることに成功していたら、クロダイを始めとした魚たちは、ダンゴを突いています。
釣れたクロダイを捌くとお腹の中にダンゴの素材がたくさん詰まっていることがよくあります。
ダンゴを突いている魚の目の前に、「ポンッ」と付けエサが出すことが出来たら、クロダイは思わず食いついてしまうと思いませんか?
これがダンゴが割れてから10秒~15秒のタイミングでアタリが頻発する理由です。
集中するのはダンゴ割れの直後
紀州釣りでウキを真剣に見つめ小さなあたりさえ見逃さない切れるような視線を投げるのはダンゴが割れた直後だけです。
それまでは基本ゆったりです( ̄▽ ̄;)
ダンゴを投げたら手を洗ってる人とかもいますね。
手を洗える人はダンゴが割れるタイミングを把握できているんです。
紀州釣り!ウキ下の設定でダンゴ割れを見切る
今日の釣果(紀州釣り)
— 釣random (@Turandom1127) October 1, 2022
朝からやって夕方3時まで当たりゼロ
眠たくなって、ウキを見てたら、
ウキがなくなってた😳
よかった〜ボウズ逃れε=┌(; ̄◇ ̄)┘#チヌ釣り#紀州釣り#遠矢ウキ#ウキダンコ pic.twitter.com/Unk3RcWlpB
ダンゴ割れ➡ウキ下設定が命
トントンは水深とウキ下の長さが同じです。
水深とウキ下の長さが同じトントンの状態でダンゴを投げると、ウキが見えなくなるまで沈んでしまったり、逆に全然沈まなかったりします。
そこでダンゴが海底に付いたときにウキが少しだけ沈む棚に微調整します。
ウキ下の設定はウキ止で調整。
トントンにすればダンゴ割れが分かる
ダンゴが海底に付いたときに。、少しだけ沈んでいるのでダンゴが割れると沈んだ分だけウキは浮き上がってきます。
この動きでダンゴが割れた瞬間がわかります。
このダンゴが割れた瞬間が分かるタナ。
このタナの深さを紀州釣りを組み立てる基本ベースのタナにします。
潮は常に変化している迷子になったらトントンへ
紀州釣りの名手は潮の動きや干満に合わせてウキ止を微調整しています。
しかしウキ止を微調整していると、ウキ下の深さが分からなくなってしまうことがあります。
特にウキ下のタナを深くしていくと迷子になりがちです。
タナが迷子になってしまった時にはトントンの設定に戻してやるのが有効です。
ダンゴが割れたのが分からないという人はトップを残して浮きが沈むトントンの水深を常に意識しておくと良いでしょう。
紀州釣り!ウキの選定ミスでダンゴが割れがわからない
昨日、初めて紀州釣りをして普通の棒ウキだとタナ取りがしにくいと感じ、釣具屋の中古コーナーへ。
— 修平大谷 (@sailingday0593) July 27, 2022
ダイワの自立ウキとキザクラの自立ウキがあり購入!
波が高いと棒ウキは難しいことも実体験で分かったので、寝ウキを探すが残念ながら中古はなかった。Amazonで即購入(笑)
早く試したい!お盆かな? pic.twitter.com/KINTOpLz94
ウキをミスると紀州釣りにならない
ウキの設定ミスでダンゴが割れたのが分からないというパターンもあります。
紀州釣りに使うウキは概ね3種類です。
- 棒ウキ
- 玉ウキ
- 根ウキ
初心者の方が使いやすい棒ウキを例に考えてみましょう。
浮力が小さすぎる
浮力が小さすぎる棒ウキは紀州釣りに向いていません。
理由はダンゴに引っ張られてウキが沈んでしまうからです。
ダンゴが沈んでいくときにウキはラインを滑り、沈まないように海面に浮かんでいます。
ところが浮力の軽すぎるウキはダンゴが沈む力に負けて一緒に沈んでしまい浮かんでこないのです。
浮力が大きすぎる
逆に浮力が大きすぎるウキも良くい在りません。
理想の残存浮力は3B~5Bくらいです。
どんなウキが良いのかわからない方は「紀州釣り用」のウキを購入するのが手っ取り早いです。
だけど釣具屋さんには紀州釣り専用のウキってあんまりおいてないです( ̄▽ ̄;)
紀州釣りダンゴ割れ「見極める」のまとめ
紀州釣りはダンゴの扱いでクロダイが釣れるかどうかが大きく分かれます。
ダンゴが割れたかどうかの見極めも非常に重要。
割れたのが分からないとアタリもとれないし全然楽しくないです。
まずはトントンのタナ下調整をマスターしてダンゴ割れを確実に見極めましょう。