ショアジギングのアタリとばらさない方法
ショアジギングに通いまくって初めての青物らしきあたりをキャッチ。
焦って巻きまくったけど途中でバレて茫然自失(泣)
痛恨のバラシ( ̄▽ ̄;)
最初にジギングで青物かけたときの衝撃はすごいですよね。
手がビリビリ!ハートがジンジン♪
今回の記事では青物のアタリの出方とフッキング方法。
そしてバラさずにキャッチするまでのコツを紹介します。
青物のアタリって強烈にひったくる
青物のアタリってガツンです。
よく表現されるのは「ひったくる」ようなアタリ。
モゾモゾとか何となくではない。
ガツンと来てダダダダッと走っていく。
青物は回遊系の魚だから全身筋肉!めっちゃ力強い。
慌てて合わせるとジリジリジリジリとドラグが鳴り出す。
最高に気持ちが良くてテンションが跳ね上がって興奮できる瞬間です。
マグロの実が赤い理由
青物のアタリをばらさないショアジギングの話とちょっとずれますが、マグロの身が赤い理由を知ってますか?
マグロは生まれてしばらくしたら全身しかできなくなります。ホバリングやバックは出来ない!
ひたすら前に前にです!前進あるのみ!
マグロは一生後ろを向かないし止まることもない( ̄▽ ̄;)
凄すぎる!
そんマグロは休むことを許されない疲れない体を作るために、ヘモグロビンが大量にある赤い身をしてます。
ヘモグロビンは酸素と結合し全身の細胞に酸素を供給する役割を担います。
青物もマグロと同じで前進あるのみの回遊系。猪突猛進ならぬ青突猛進♪
だから青物のアタリは強烈で凄い。ちなみに鯛の白身は、瞬間的なバネの様な力を発揮するのに向いているらしい。
だから歯ごたえがあって美味しいのか(;^ω^)
ジギングで大物のアタリが来たらフッキングは「鬼」のように強く
青物のアタリがラインを通じて竿先を震わせた。
グリップを握る手にも衝撃が走る。
「この瞬間を待ってたぜ」
で合わせを入れますよね。
青物のをバラさずにキャッチまで持ち込むには「合わせ」が重要。
ショアジギングで青物に合わせを入れるレベルは「鬼」
ジギングで青物に合わせを入れる方法、強さはレベルで言ったら鬼です。
【鬼フッキングで掛けろ‼】
青物のあたりがあったら体をひねる様にして、竿先をギュッンと体の背面まで跳ね上げる。
素早く強く!
青物の口に優しく引っかかったハリ先を「絶対に外れないようにガッツリ掛ける」んです。
気分の乗ったテスターの方だと、1回、2回と複数回合わせを入れます。
ガンッと合わせて、もう一回おまけにガンッです!
中には3回くらいガンガン合わせてる人もいる(;^ω^)
一番の見せ場だし最高に興奮できるタイミングなので鬼ブックで気持ちよく仕留めましょう。
ジギングで青物をブッキングしたらゴリ巻き勝負!
フッキングに成功したら巻き上げです。
巻き上げのコツはゴリ巻き。
ゴリ巻きって表現が好き(笑)
考えた人天才だと思うな。
まさにゴリゴリ巻く。とにかくラインを緩めないことが大事です。
ラインが緩んだらTHE・ENDだと覚悟するべし!
ゴリ巻きのポイントは竿・ロッドの角度
ゴリゴリ巻き上げるときに気をつけたいのがロッドとラインの角度です。
ロッドとラインの角度の基本は90度。
青物が走ってラインを引き込んたときに頼りになるのが、リールのドラグとロッドのしなり。
ロッドの「しなり」を利用して青物の力強い走りや突っ込みをいなします。
ロッドとラインの角度で「しなり」の効果が決まる
ロッドとラインが90度になるように操作します。
なぜ90度なのか?
最もロッドの柔らかさ「しなり」を利用できるから。
ロッドの柔らかさを利用できるのはラインに掛かる負荷を低減できることを意味します。
最も駄目なのは竿先を魚に向けラインと竿が一直線になッタ状態。ロッドの性能を全く活かしきれません。
青物の走りをラインが一身に受けてしまうので悲鳴を上げてジ・エンド。
ラインブレイク(泣)
魚と共にルアーも海の中・・・
流石にロッドとラインが一直線の人は少ないと思いますが、近い人は見たことあります(;^ω^)
ロッドをしならせると反発力で魚の体力を削れる
青物をキャッチするまでの過程は「魚の体力を削ること」でもあります。
青物は遊泳力の強い回遊魚ですから全身筋肉質。
力まかせに逃げまくります。
だから青物の引きは強くて面白い!
そして青物をキャッチするとは、魚の体力ゲージをゼロに近づけること。
「もう駄目!これ以上逃げられへん」
そうなると魚はおとなしくなって浜まで打ち上がってきます。
ロッドの反発力を利用して魚の体力を削りキャッチする
魚の体力を減らすのに効率的なのがロッドの反発力。
ロッドとラインを90度にキープしてロッドのしなりを利用する。
曲がったロッドは元の状態に戻ろうとする。
このロッドが元の状態に戻ろうとする力が反発力です。
反発力を使って魚の体力を削ります。
青物は逃げながら1人相撲。ロッドを相手に1人綱引きしてるんです(;^ω^)
釣り人は焦らずにロッドの角度に注意しながら堪えているだけ。
でもサーフの良型ハマチ、ブリクラスだと半端なく躍動感があります。
こらえるだけでも必死。
釣ったことのある人にしかわからない感動なので、未だに出会えてない人は今年こそは出会えるように頑張ってください♪
ショアジギングの「リール」ドラグ設定
青物のアタリが出て鬼フッキングで掛ける。
ゴリゴリ巻いて青物を寄せてくる。
この時に重要になるのがリールのドラグの設定。
ドラグ機構とは?
ドラグ機能とはラインの強度以上の強さで引き込まれたときに、ラインブレイクしないようにリールが糸を放出してくれる機構です。
ドラグ機能があるから釣り人は力強いファイトが可能になる。
リールめっちゃ賢いやん♪
ショアジギングでバラさない!ドラグの強さはどう設定する?
スピニングリールはドラグの調整つまみを回してドラグの強さを設定します。
ゆるく設定すればラインは放出されやすく。
強く設定すれば放出されなくいです。
ただしドラグ調整ツマミにはメモリがない(;^ω^)
どうやって設定すればいいねん⁉全然わからへんやん( ̄▽ ̄;)
自分の感覚で設定するしかない。
ドラグの設定はラインの強さの1/3が適当⁉
ドラグの設定の基本はラインの強1/3だと言われます。
ほ~そうなんだ。数字だとわかりやすいやん♪
だけど俺の使ってるラインの強さっていくつや?
PEラインの4つ編みの1.5号使ってるから・・・でどのくらいの設定にするの??
う〜ん1/3と言われてもよくわからん。やっぱりだめやん(´;ω;`)
ショアジギングのドラグの強さは感覚しかない
やっぱりドラグ設定は感覚に頼るしかない。
簡単に設定するにはショアジギングの場合は強く引っ張ったときにドラグが放出される程度。
大まかに合格な設定だとされてます。
強くラインを引っ張ったときに、リールがジジジジとドラグが効き始める程度です。
あんまり設定が緩いと「鬼フッキング」を決めてもズルズルとラインが出てしまったり、ゴリ巻きの最中ず〜っとドラグがなってるなんてことも(;^ω^)
逆に強すぎてもラインブレイクの原因になります。
ゴリ巻きの最中にドラグを調整する
当然だけどリールを巻きながら青物のサイズによってドラグを調整します。
釣りに行ったフィールドによっては調整は必須になります。
例えばサーフならある程度は走らせても平気。
ところが地磯でショアジギングしたら走らせたら絶対にヤバい。足元の根にこすれたらすぐにラインはキレてしまう。
だからリールを巻きながら魚と会話してドラグの調整をする。これは青物をキャッチするための必須のテクニックになります。
サーフの波打ち際はバラシの危険がヤバイ!
アタリを捉えフッキングしてゴリ巻きで寄せてきた!
もうすぐそこで青物が暴れてるのが見える。
水しぶきがはねてる。
これはデカイかも♪
ここで最後に注意してほしいバラシのバラシの危険ゾーンが波打ち際。
波打ち際はショアジギング最後のトラップ
最後の最後のサーフのトラップがあります。
口を開けて釣り人の阿鼻叫喚を悪魔が待っている( ̄▽ ̄;)
打ち寄せる波の大きさって色々ありますよね。
体力の弱った青物が波打ち際で、たまたまやってきた大きめな波で浜に打ち上げられそうになる。
この時にラインが緩む。
目の前で、手が届きそうな距離でハリが外れる。
ウソやん(泣)
格闘相手を逃したラインがプラ~ンと風に揺れる。
波打ち際はショアジギングの悲劇でいっぱい
波打ち際の悲劇を少しでも減らしたい!
そんな方はサーフではズル引きで魚を引き上げることをおすすめします。
もう目の前に迫ってきたら、ラインを巻くのではなく自分が波打ち際から下がる。
自分がバックして波打ち際から下がるのです。
波が来て魚が打ち上げられそうになったら、波と一緒に自分も下がって波の力も借りてズルズルと砂浜を魚を引きずるように上げる。
これだけで波打ち際のバラシの悲劇は激減します。
波打ち際ではロッドを横に構える
波打ち際の格闘のときは、ロットの先端は上ではなく横。
出来るだけ低い位置で魚を引っ張ったほうがいいです。
ゴリ巻きで寄せてくるときは竿先は上を向いてます。時計の針で言えば11時から1時の間。
波打ち際の格闘でバラさないためには9時から11時の間です。反対なら1時から3時。
この角度で青物をずる引きで砂浜にあげてくる。
直ぐに波は引いていくので魚だけは砂浜の上に取り残されます。
ダッシュで走っていき尻尾を掴む。
これにて完全決着!勝利確定です!
ショアジギングのアタリとばらさないためのまとめ
ショアジギングでのアタリの出方とバラさないキャッチの方法を紹介しました。最後にもう一度まとめてみたいと思います。
- アタリは走るからすぐにわかる
- アタリが出たら鬼フックで掛ける
- フック出来たらゴリ巻き
- ラインを緩ませない
- ロッドとラインの角度に注意
- 波打ち際は最後のトラップ
ショアジギングはサーフや堤防から手軽に楽しめる釣りです。ぜひ今年はショアジギングにデビューしてみませんか?
青物のアタリってマジで心が震える激しさがあります。