サビキ釣りってどんな釣り方なの?
海釣りに行きたい!でも竿を持っていないし知識はゼロ。
難しい専門用語は抜きで簡単に楽しく魚釣りがしたい。
そんな方向けに優しく簡単に海に行ってサビキ釣りでたくさん魚を釣って一日楽しむ方法を紹介します。
サビキ釣りで釣れる魚の種類は?
海の中には無数の魚が生息していますが、サビキ釣りで釣れる魚の種類は大体決まっています。
サビキ釣りで釣れる魚の種類は概ね4種類。
- アジ
- サバ
- イワシ
- サッパ
サビキ釣りで最も人気があるターゲットはアジです。
食べて美味しいのが人気の理由ですね♪
サッパはお寿司屋さんでは「コハダ」という寿司ネタに変わります。
酢で締めると美味しくるのですが、釣り人の間ではイマイチ人気がありません。
サビキ釣りで魚が釣れる時期と時間
1月 | 2月 | 3月 |
4月 | 5月 | 6月 |
7月 | 8月 | 9月 |
10月 | 11月 | 12月 |
■釣れる時期
■ベストシーズン
サビ巻き釣りメインターゲットのアジ。
アジは一年で20cmくらいまで大きくなる魚。10cm程度の豆アジはその年に生まれたばかりの魚です。
最もよく釣れるのが夏から秋にかけて。水温が上がりやすい西日本からシーズンが始まり、桜前線のように北上していきます。
朝イチのマズメを狙えばサビキで釣果アップ
釣りやすい時間帯は朝イチ!釣りは早起きが1つのカギになります。
早起きは三文のトクなのです。
朝イチのチャンスタイムを朝マズメと呼び魚の食事タイムでよく釣れるの代表的な時間です。
【初心者向け】サビキ釣りに使う竿は?
サビキ釣りは一日だけ楽しみたいのならリールのつけられる竿なら何でもできる♪
投げ釣り用で買った竿でも、昔やったブラックバスの竿でも大丈夫。
サビキ釣りは手軽にできる釣りなのだから、肩肘はらずに楽しんでそまえばいいと思います。
最もサビキ釣りに適した竿もあるので、竿を購入される方向けに紹介します。
リールが付く堤防万能竿や波止竿の3m
竿は堤防用の万能竿や波止竿という種類の竿が使いやすいです。
メーカーによってはサビキ釣り用として売り出しているので、それらも間違いでしょう。
長さは3mが扱いやすく、リールから出たラインや仕掛けが絡みにくいです。
ライントラブルはかなりストレスになりますから(ーー;)
大人の男性なら4mとか5mでもok。逆に釣りに全く不慣れな女性や子供さんようには短めをチョイスするのが良いです。
また大型の釣具屋さんに買い物に行く時間の余裕がある方は、釣具屋さんでサビキ竿を購入するのもオススメ。
リールや竿がバランス良くセットされた竿が売っています。
インターネットでサビキ竿を購入される方へのオススメ
サビキ釣りに使うリール
サビキ釣りに使うリールは、スピニングリールという形のリール。
最もポピュラーな形のリールです。
リールにはサイズがあり1000番、2000番、3000番等があります。
番号が大きくなるとリールのサイズも大きくなります。
サビキ釣りに使うリールは2000番前後です。
あまり大きすぎると重たくて釣りにくいです。逆に小さすぎても扱いにくいです。
釣り竿をのところでも紹介しましたが、大きめの釣具屋さんに行けば竿とリールがセットになった「サビキ釣り用タックル」が売っています。
サビキ釣りにオススメのリール
インターネットで購入される方へオススメのリールを紹介します。
サビキ釣りに使う仕掛けの選び方
サビキ釣りにはたくさんのハリが付いた仕掛けと、魚を寄せるアミエビをつめるカゴを使います。
ちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、釣具屋さんには「仕掛け+カゴ」でセットで売ってるので全然大丈夫。
サビキ仕掛けにはサイズがある
サビキの仕掛けにはハリの大きさによってサイズがあります。
大体3号から7号くらいまでが売られています。
サビキ釣りのシーズンは、初夏の豆アジから始まり、大きく成長した晩秋のアジを楽しみ、冬にはシーズンオフになります。
ハリのサイズもアジの成長に合わせて使い分けます。
- 初夏:3号
- 真夏:4号
- 初秋:5号
- 晩秋:6号
といった感じです。もちろん目安なので難しく考える必要はなく大体でいいです。
だけど気をつけて欲しいのが、シーズンが始まったばかりの豆アジに大きなハリは絶対ダメということ!
5月、6月、7月と西日本から釣れ始めるサビキ釣りの「走り」の季節は3号前後の小さいハリを使ってください。
サビキ釣りの仕掛けにはカラーがある
サビキ釣りの仕掛けには、ハリの周りにヒラヒラが付いています。
ヒラヒラが疑似餌になりアジやサバが食いつきます。
釣具屋さんに行くとたくさんのカラーが並んでいて焦ります(ーー;)
どれ買って良いか分からん…
疑似餌のカラーはピンク、白、ケイムラの3色がオススメ。
少なくともピンクと白は用意した方が良いです。
どういう理屈なのか不明ですが
「アジは食いつく色が日によって違う!」
という厄介な性質を持っているから。
昨日はピンクのサビキ仕掛けにバンバン食いついてきたのに今日は全く釣れん。
ガーン!
ふと見れば、白いサビキでオジサン釣りまくってる(ーー;)
なんて事が普通に起こるんです。
ちなみにケイムラは海の中で紫外線に反応してボンヤリ光る蛍光塗料です。
海中が濁っていたり、曇で光量が少ないときに爆発的な釣果を上げることがあります。
サビキ釣りに使うエサはアミエビ
サビキ釣りに使うエサは「アミエビ」という小さなエビのようなモノを使います。
実際にはエビではなくプランクトンの仲間らしい。
アミエビを仕掛けのカゴの中に詰めて海中に沈めます。
ハリにはエサを付けなくていいです♪
釣りのエサというと
足が付いたミミズだろ〜(ーー;)
ってキモがる女性がたくさんいます。
だけど、サビキ釣りなら生きたエサじゃないしハリに付けなくていい!
虫嫌いの女性にも敷居は低いはずです(笑)
サビキ釣りのエサ!アミエビは臭いから注意
アミエビは生きていないしカゴに詰めるだけだから簡単でお手軽♪
だけと注意して欲しいのが一点だけあります。
「アミエビはメッチャ臭いです」
実はアミエビはメッチャ臭い!車の中に放置したらマジで鼻が曲がる!
消臭剤5個くらい置かないと匂い消えない。
できるだけ手でさわらないほうが良いです。
匂いが気にならないアミエビもある!
長年のサビキを愛する釣り人の悩みの種だったアミエビの匂いを解消した商品がついに出ました!
匂いに敏感な人はぜひコチラの商品がおすすめです。
チューブタイプだから絞り出すだけ。
手も汚れないし匂いもつかないし激しくおすすめです。
アミエビに集魚剤を混ぜて釣果アップ!?
サビキ釣りのエサのアミエビに集魚剤を混ぜると魚の食いつきが良くなります♪
代表的な集魚剤がマルキューという釣りエサメーカーが発売しているアジパワー。
乾燥した粉末状になっているのでアミエビに混ぜるだけです。
サビキ釣りで釣れる魚は、いわゆる「回遊」しています。同じところにいるわけではなく、グルグルと群れで泳ぎ回っています。
群れが来るとパタパタッと釣れます。逆に群れが離れると釣れません。
集魚剤の効果は回遊してきたアジの足を止めて、いつまでも自分の前に群れで止まってもらうこと。
アジの足が止まれば爆釣間違いなしですよね!?
サビキ釣りでアジが釣れる深さ(タナ)
サビキ釣りでアジが釣れる深さはどのくらいなのか?
釣り用語で狙った深さをタナと呼びます。
サビキ釣りでアジが釣れるタナの深さは基本的に「底」です。
サビキ仕掛けの1番下にカゴをセットし、海の中に沈ませてカゴが海底に付いたらOKです。
アジを狙ったタナにセットできています。
周りの釣り人がアジをたくさん釣っているのに、自分だけがイワシとかサッパばかり!
なぜ?私だけアジが釣れないの?
そんな時は仕掛けがしっかり底を狙えてないかもしれません。
魚の活性が高いときは浅いところを狙う
アジは基本的に底付近を泳いでいますが、朝や夕方の活性が高いときは表層まで浮いてくることがあります。
水面がバシャバシャしてたり、目で見てアジが泳いでいるのがわかるような状態です。
そんな時は海面付近を狙うほうが手早く釣れ数が伸びます。
アジが遠くにいるときは投げサビキ
アジは回遊する魚で堤防のすぐ足元までよってきます。
だけと何の気まぐれか、堤防から10mくらいの沖までしか回ってこないことがあります。
「もうちょっと近づいてこいや!」
叫んだところで汗が吹き出るだけだからやめたほうがいい(ーー;)
堤防に近づかないアジを狙えるのが「投げサビキ」という釣り方です。
投げサビキ釣りの釣り方とコツ
投げサビキ釣りは通常のサビキの仕掛けに「ウキ」をセットして、堤防まで近づいて来ないアジを狙える方法。
投げサビキの仕掛けを作るのには、細かなアイテムが複数必要になります
(´-﹏-`;)
おすすめはウキも全部セットになった投げサビキ仕掛けです。
これならスクに使えます。また釣りに興味が出てきたらセットの仕掛けを参考に自分でも作れるようになります。
投げサビキ釣りでしか釣れないシチュエーションは結構あるので道具箱の中に忍ばせておくと良い思いができるかもしれません。
サビキ釣りの釣り方と手順
サビキ釣りの仕掛けのカゴにアミエビを詰めて海中に沈めます。
ギュッと詰めてしまうとエサが出にくいのでふわっと詰めるのがコツ。
そして竿を操りゆっくりと海面までカゴを移動させます。
カゴが水面についたら、リールから糸を出してカゴを底まで沈めます。
カゴがそこについたらしばらく待ちます。
沈みながカゴからアミエビがこぼれ出しアジが寄ってるかもしれません。
アジがサビキのハリに食いつくと、竿先がビクビクっ揺れて「アタリ」が手元に伝わってきます。
アタリがあればゆっくりとリールを巻きます。
アタリが無ければ「サビキ」を入れてアミエビを出す
アタリがないときは竿先を持ち上げ、もう一度ゆっくりと沈めます。
この竿を持ち上げて下ろす一連の動作を「サビキ」とか「誘い」と呼びます。
竿を持ち上げて下ろすことでカゴからアミエビがこぼれ出してアジを誘います。
2回か3回繰り返すとカゴのアミエビはすべて放出されるので、回収してアミエビを詰め直します。
サビキ釣りにあると便利な小物
サビキ釣りにあると便利なものや必ず用意したい安全装備を紹介します。
必ず必要な安全装備
- ライフジャケット
- 長袖シャツ
- 帽子
- タオル
- スポーツドリンク
ライフジャケットは命を守るアイテムで必須です。また海岸は想像以上に日に焼けるので長袖シャツと帽子がおすすめ。
熱中症にはなりたくないですよね。海釣り公園なら自動販売機もあるかもそれませんが、小さな堤防ならスポーツドリンクを持参したほうが懸命です。
サビキ釣りにあると便利な小物
- ハサミ
- プライヤー
- フィッシュグリップ
- アミエビバケツ
ハサミは仕掛けが絡まったときなど何かと便利。プライヤーは魚の口からハリを外すときの安全のために必要です。
フイッシュグリップは巨大な刃のついていないハサミのような形で魚を掴むための道具。
直接に手で魚に触らなくてもハリが外せるので便利です。
アミエビバケツは冷凍のブロックになったアミエビを使うなら必須のアイテム。
アミエビバケツの中て解凍してカゴに詰めます。
美味しく持ち帰るために
- 水汲みバケツ
- クーラーボックス
- 氷
釣れた魚を美味しく持ち帰るためにはクーラーボックスと氷は必須です。
サビキ釣りは暑い季節だから魚はすぐに痛みます。
魚を冷やしておくのならオススメなのが「海水氷」です。
簡単に言えばクーラントの中を氷水にして、氷水の中に魚を入れます。
漁師さんも使う方法で、簡単で確実に魚を冷やせる方法。
氷に直接に魚の身が触れると「氷焼け」をおこします。
サビキで釣れるアジの種類
日本で釣れるアジの酒類は「スズキ目アジ科マアジ属」です。
学名はTrachurus Japonicusで英語ではJaspanese Horse Mackerelと呼ばれます。
日本の中での方言では、ホンアジ、ノドグロ、ゼンゴがあります。
サビキで釣れるマアジの生息分布
マアジは日本の近海に生息する魚です。北海道南部より南側の、東シナ海や朝鮮半島の周辺にも生息することがわかっています。
マアジが正式な呼び方ですが、近いお仲間にムロアジ、メアジ、マルアジなどがいます。
またサビキ釣りで釣るアジとは似ても似つかない巨大なアジもいます。
ロウニンアジ!
沖縄や南国の海に生息する巨大なアジの仲間で体長は1mを超すビッグサイズです。
GTと呼ばれ釣り人の憧れの魚の一つです。
ちなみにブリやカンパチも同じ青物で、かなり近い種類の魚です。
回遊の「クロアジ」と居付きの「金アジ」
学術的な種別ではなく「味覚」を基準に分けると、金アジとクロアジの2種類がいます。
東京湾の黄金アジや関アジの、ブランド化したアジは「金アジ」の場合が多いです。
絶品美味しい!金アジとは何?
金アジは海底の岩場や岩礁帯に居つきのアジのこと。
居つきのアジが食べるエサは、岩場についた海老やカニ。
この食性が大きく影響して居つきのアジは脂が乗り美味しくなるんです♪
一夜干しにしたアジを焼き上げると、ジュクジュクッと脂が吹き出すのは金アジの特徴。
メッチャ美味しいです。
アジはいつから食べられていた?
アジはいつから食べられておたのでそょうか?
実は縄文時代の遺跡からアジの骨が出土しています!
いわゆる貝塚デスネ
縄文時代は1万年くらい前から始まったとされてます。
サビキ釣りの仕掛けあった?サビキはなかったでしょうね。
では釣りは?
実は縄文時代の遺跡から釣り針が発見されてます!
縄文人はアジを釣っていた可能性があるってことか!?
人類が道具を使い始めたのは5万年前らしい。
すごい!
アジの名前がアジになったのは美味しかったから!?
縄文人も食べていたらしいアジ。
アジの名前がアジになったのは美味しかったから!というのが通説です。
つまりアジ=味だということ。
確かにアジって美味しい。
唐揚げにしたら子供も好きだし、アジフライは白い飯と超絶に相性がいい(≧∇≦)b
アジのタタキにしたらお酒のアテには最強すぎる。
サビキで釣れたアジも、唐揚げにするのが簡単で美味しい。
豆アジなら頭ついたままでぜんぜんOKですよね。
ちょっと大きなアジが釣れたら、タタキや刺し身にするとメッチャ美味しい!
回転寿司のアジがマジで食えなくなります。
サビキで釣ったアジ、超絶新鮮だから臭みは一切なし。
サビキで釣ったアジを泳がせたらびっくりする魚が釣れるかも?
泳がせ釣りって知ってますか?
小魚をハリに付けて大型の肉食系の魚を釣る方法。
肉食系の魚のことをフイッシュイーターと呼びます。
低棒まわりのフィッシュイーターには、ヒラメや、マゴチがいます。
あの伝説の高級魚のヒラメです。
回転しない寿司屋さんでは怖くてヒラメは頼めない(ーー;)
そのヒラメが泳がせ釣りで釣れるかもそれないのです。
ヒラメは味やイワシなどの小魚を食べるフィッシュイーター。
サビキ釣りでアミエビでアジを集めると、海底にはアジを食べにヒラメが寄ってる可能性があるのです。
ちなみにマゴチもヒラメに負けない高級魚。
関西ではフグに並んでいて美味しい魚と称されることもあるんです。