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紀州釣りで横風が突然に!風に対してどう対処する?

紀州釣り 横風 クロダイの釣り方
紀州釣り 横風
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紀州釣りで横風が突然に!どうしたらいいの?

紀州釣り横風

紀州釣りで急に横風が吹いてきた。

そんな時にどう対処してますか?

せっかくポイントを温めてクロダイガ寄ってきてる気がする。

気がするのに横風でめっちゃ釣りにくい( ̄▽ ̄;)

釣りは『風』の影響を強く受ける遊びですが、紀州釣りも横風は本当に厄介です。

風が吹いてもクロダイを釣り切る!

そんなテクニックを考えてみたいと思います。

紀州釣りの横風!風が吹いてもダンゴを同じポイントに

風はダンゴに影響なし!同じポイントへ

紀州釣りでクロダイを釣るコツはダンゴが割れるポイントにクロダイを集めることです。

クロダイを集めるに為には、ダンゴをあっちこっちに放っていてはいけません。

同じポイントにダンゴを投げ込む必要があります。

もう少し正確に言うと、海底の同じポイントに集めるのが重要です。

海底の同じポイントです。

風が吹くと風上に投げ込む人がいますが、ダンゴが割れるポイントをずらさないために、同じ場所に投げ込むべきです。

風が吹いてきたからと言って風上に投げる必要はありません。

なぜなら風の影響でダンゴの沈下ポイントがズレる影響はほとんどないからです。

潮が流れたら投げるポイントを変える

紀州釣りをしているとダンゴを投げるポイントをずらす時があります。

それは潮流の向きや速さが変わったタイミングです。

潮流が早くなると着水ポイントは同じでも、海底に着底するまでに潮の向きに流されます。

ダンゴが流される距離を加味して、潮上に向かってダンゴを投げる必要があります。

海底の同じポイントにダンゴが着底することを意識します。

紀州釣りの横風!糸ふけを作らない

風が適ではない!風に煽られたラインが厄介

風が吹いた時には『糸ふけ』の処理が重要になります。

なぜなら糸ふけが風に吹かれると、大きく膨らみ仕掛けがなじまないからです。

例えばダンゴが割れた瞬間にラインが大きく膨らんでいると、ラインに引っ張られて付けエサがダンゴの煙幕からズレます。

またウキ止めまで仕掛けが入っていかないこともあります。

糸ふけを出さない釣り方にはコツがあります。

キャスト時の注意

ダンゴをキャストするときに余分な糸ふけを作らない事が重要です。

普通にキャストすると、ダンゴが飛んでいく余波でスプールからラインがしばらく出てしまいます。

余分に出たラインがそのまま糸ふけとなります。

通常ならリールを巻いて回収すればよいのですが、横風が吹いていると回収するのにも手間がかかります。

糸ふけを回収するときの力はダンゴにも向かうので不本意にダンゴの中の付けエサを引っ張ってしまいます。

だから最初から余分な糸ふけを出さないようにします。

余分なライン放出を防ぐためにスプールに指をかけてラインの出方を調整するのです。

ラインの置き方

紀州釣りはシンプルな釣り。

ウキに対してラインをどちらに置くかで仕掛けの馴染みは大きく変わります。

潮流に対してしは潮上にラインを置くのが基本。

風に対しても風上にラインを置くのがベストです。

風と潮流が逆の場合は厄介です。

ウキは潮下に流れようとしますが、ラインは潮上に向かって膨らもうとします。

そうなるとウキとウキ止めが離れようとする力が働いてしまいます。

竿の倒す向き

ラインを置く位置を調整する簡単な方法は竿を倒す向きを意識する事です。

ラインを置きたい方向に竿を倒す。

たったこれだけ。

磯竿は5mの長さがあるので、ラインをコントロールするのに竿の長さを使わない手はありません。

また横風が吹いた時は竿をできるだけ寝かしておいたほうが良いでしょう。

横風の紀州釣り!風の影響を受けないようにラインは真っ直ぐ

ラインのテンションで風に対抗

紀州釣りで風の影響を削減するためにラインとウキの間はテンションを張ったまっすぐにします。

ただしテンションを張ると、ダンゴが引っ張られ釣り人の方向に転がろうとします。

なので、ダンゴが転がらない程度のテンションにするのが重要。

またダンゴの比重を重くするのも一手です。

重いダンゴの方が転がりにくいです。またテンションも張りやすいです。

重たいダンゴにするには砂を混ぜるのが手っ取り早いです。

ラインのテンションを張るとウキが沈む!?

ラインのテンションを張って一直線にするとウキが沈んでしまうことがあります。

これは潮に流され綱引きになって沈むパターンと、ウキがウキ止めまで登ってこないパターンの2種類。

どちらにせよウキが大きく沈んでしまっては紀州釣りは成り立ちません。

クロダイまでの道のりは遠ざかってしまいます。

なのでウキの残存浮力は一回り大きくします。

2Bなら3Bへ。

3Bなら0.5号へといった具合です。

紀州釣りの横風対策!ラインが膨らむ力だけ重りを打つ

風の力をオモリで相殺する!

紀州釣りでは普通は重りを打たないのがセオリー。

重りは自然な動きを邪魔し、アタリ感度を悪くするだけだからです。

しかし横風が吹いてラインが膨らむときは別です。

ラインが膨らむ事による紀州釣りへの弊害の多くは、膨らんだラインが仕掛けを持ち上げようとすることから発生します。

だったら膨らんだラインの力を何かで相殺してやれば良い。

そこで登場するのが重りです。

ウキ止めとウキが当たっていれば大丈夫

膨らんだラインが仕掛けを持ち上げてしまった場合どうなるか?

釣り人からはウキ止めとウキが離れていることでわかります。

だからダンゴが割れたときにウキとウキ止めが離れないように重りを打ちます。

重りを打つ位置はハリス側とライン側でいえばライン側です。

紀州釣りの横風対策!ラインを交換「サスペンド」

ラインを沈めて風の影響から逃げる

紀州釣りのラインはナイロンラインが一般的です。

1号前後の視認性の良い、オレンジとか黄色のラインがおすすめ。

突然の横風に対応するのに、ラインを交換するのも劇的な効果があります。

通常のナイロンラインはフローティングタイプです。

つまり重りをつけずに海面にラインだけを垂らすとなんとなく浮いている。

水分を含むとゆっくりと沈んでいく…そんな感じです。

それに対し、ナイロンラインにも海中に沈んで横風の影響を殺してくれるラインがあります。

それがサスペンドラインです。

サスペンドラインは沈む

糸ふけのラインが横風で膨らんでしまうのは、空中にあるから。

だったらラインも沈めてしまえば風の影響は劇的に小さくなる♪

ナイロンラインには

  • フローティング: 比重 軽い
  • サスペンド  : 比重 やや重い
  • シンキング  : 比重 重い

とあります。

リールのスプールを交換できるタイプなら、フローティングとサスペンドを用意しておくのがおすすめ。

予備リールにサスペンドを巻いておくのも良いですね。

紀州釣りの突然の横風!ウキは倒れにくいものを

倒れにくい棒ウキなんてあるの?

紀州釣りではウキからの情報を租借し解析するのが釣り人の役目です。

ウキは非常に多くの情報を釣り人に与えてくれます。

ところが横風が強いと情報を発信する、目となり耳となるはずのウキが倒れて情報を発信できなくなってしまいます。

これでは紀州釣りは面白くない。

もちろんクロダイも釣れない…まぐれでウキが一気に沈んだ時に釣れるくらいです。

倒れにくいウキとは

紀州釣りで横風に弱いウキは「棒ウキ」です。

軽くて感度が良くてトップが長いことが、そのまま全て災いします。

でも倒れにくい棒ウキもあります。

自重のある棒ウキ

自重のやや重い棒ウキ。

ふかせ釣りに使うようなウキです。

一般的には自重の重たい棒ウキは紀州釣りには適していないとされています。

なぜならウキの重さでダンゴを投げたときに空中炸裂するから( ̄▽ ̄;)

でも横風が強い時には自重のあるウキを使いこなせると強い武器になります。

足の長い棒ウキ

また、足の長い棒ウキも倒れにくいです。

ウキの重心が海面に沈んでいるので風でトップが受ける横風の力に耐えることが出来るのです。

また棒ウキはあきらめて玉ウキや寝ウキにしてしまうのも横風対策になります。

紀州釣りの横風対策!遠投しないのも一手

遠投しなければ風は気にならない⁉

当日の天気予報を見て風が吹きそうなら遠投しないのも一手です。

横風の影響は遠投する距離に比例して大きくなりますね。

風が吹きそうなら

筆者は『海の天気.jp』というサイトを参考にしています。

タイドグラフや天気予報や風の情報が無料で細かく見れます。

紀州釣りの横風対策まとめ

紀州釣りで急な横風が吹いてきた場合の対処方法を考えてみました。

  • ダンゴを同じポイントに
  • 糸ふけを出さない
  • 重りで浮く力を相殺する
  • サスペンドのラインを使う
  • ラインのテンションを張る

紀州釣りの要はダンゴと刺し餌の関係です。

ダンゴの煙幕と付けエサが離れてしまうとクロダイは釣れません。

結局は横風が吹いてもダンゴの近くに付けエサを置くことを意識すれば、答えが見えてくるのかもしれません。

ダンゴと離れてもエサ取りは何故か釣れますが(ーー;)

それでは皆様、急な横風にも対応して紀州釣りを楽しみましょう。

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