ウナギの釣り方を紹介!釣り方やエサや釣れる時間帯など
天然のウナギを釣ろう!ウナギは古くから日本人に親しまれてきた魚です。
江戸時代には江戸でも大阪でも「高級品」として親しまれていたのだとか。
かば焼きにしてご飯に乗せたらマジで最高に美味しいですよね。
うな丼がたべた~い(#^^#)ウナギが釣りた~い♪
でも、うなぎって高級品だから釣るのは難しいと思っていませんか?
実は、天然のうなぎって釣り方や釣り場所や時間などの「コツ」を覚えたら意外と簡単に釣れるアバウトな魚なんです。
「うなぎ釣りたいけど…どうやって釣る?」
そんな風に悩んでいる方は是非、最後まで読んでウナギの釣り方のコツをマスターしてください。
天然うなぎを釣ろう!ウナギはこんな生体
先ずはうなぎを釣る前に「うなぎってどんな奴なの?」そんなウナギの生態や性格を紐解いてみたいと思います。
敵を攻略するには情報戦からです。
ウナギは普段何を食べている?エサは?
天然のウナギが捕食してエサにしている物は「小魚、昆虫、貝類、エビ、カニ」などだとされています。
つまり、ウナギは「肉食系」のお魚。それも雑食ぎみに何でも食べているのが分かります。
ウナギ釣りのエサを考えるときには「肉食系」の「雑食」がヒントになりそうです。
ウナギはどこに生息している?
古くから日本ではうなぎが愛されてきました。だから日本全国でうなぎは捕獲されていたのだろうと想像しませんか?
実は日本海側では金沢県の能登半島より北には生息していません。太平洋側は暖流の影響で北陸まで生息が確認されました。
しかし、北海道の河川にはうなぎはほとんど生息しないことが分かっています。
うなぎを釣るなら関東より南が主流になりそうです。
ウナギと熊は一緒!?は冬に冬眠するってマジ?
ウナギが日本海側の北陸地方や北海道に生息しないのは「寒さに弱い」からです。
魚は水温に影響されて体の温度が下がってしまう変温動物です。魚の中には寒さに特化して冬の海でも生息できるホッケやカレイがいます。
その反面で南の海でしか生息できない魚もいます。うなぎは暖かな海を好むタイプの魚です。
そして、うなぎはクマと同じで冬になると冬眠します!水温は8℃~10℃くらいで冬眠します。
時期は10月頃から冬眠が始まります。
うなぎの旬の時期は夏?それとも冬?
うなぎの旬は夏だとされています。土用のうなぎも夏ですよね。うなぎを釣るのも夏が釣りやすい時期だとされています。
でも、うなぎが最も美味しいのは冬の時期。冬眠に向けて体脂肪を蓄えて「とろっとろ」になるのが冬の時期なんです。
夏の時期に夜釣りでうなぎを釣るのも良いでしょう。夏バテ防止にはちょうどいい♪
でも、脂がノリノリのウナギが食べたかったら、シーズンが終わる直前の晩秋から初冬のうなぎを狙ってみるのも面白そうです。
うなぎは昼行性?それとも夜行性?
うなぎは昼と夜のどちらで釣れるのでしょうか?ウナギは昼間は岩陰や隙間に隠れ、夜になると巣穴から出てエサを捕食する「夜行性」の魚です。
うなぎが釣りやすい時間は夕方の薄くなり始めた「夜のまずめ」から22時ごろまでの半夜。
夜行性のうなぎに合わせて夜釣りでうなぎを狙いましょう。
うなぎって魚ですか?
うなぎは魚です。調べてみるとウナギ目ウナギ科ウナギ属というのに属してるそう。
ちなみに川で産卵し海に下る魚は多いそうですが、うなぎのように海で産卵し川を遡上する魚は非常に珍しいそうです。
うなぎの釣り方!時期や時間が大事
うなぎが釣れる時期は春から晩秋までです。うなぎの生態のコーナーでも紹介しましたが、うなぎは冬になると冬眠する魚。
冬にうなぎを釣るのは非常に難しいです。
ウナギが釣れる時期は初夏から晩秋まで
うなぎ釣れる時期 | 季節 |
---|---|
春 | 4月頃から釣果が出る |
初夏 | 梅雨の時期の長雨はチャンス 濁りが活性を高める |
真夏 | 8月9月は活性が高い時期 |
秋 | 10月~11月頃までが釣れる時期 水温が下がると活性が落ちる |
冬 | 冬眠に入り釣れない |
ウナギ釣りの時間「半夜」の夜釣りが熱い
うなぎは夜行性の魚です。昼間の明るい時間は岩陰や穴の中に隠れ活発に動き回ることは少ないです。
だから、うなぎ釣りで熱い時間は夕方の「マズメ」の時間帯からの半夜釣り。
時間なら18時頃から24時くらいまで。
潮の影響を受けやすい河口の釣りなら「上げ潮」の方がアタリが出やすい傾向があります。
下げ潮でも釣れますが、潮の流れがあったほうが釣果が出ます。
ウナギ釣りのポイント「どこで釣れる?」
うなぎは海から川や沼までいろいろな所で釣れます。それぞれのポイントで食しているエサが異なると考えられます。
- 河口域…エビ・カニ・カメジャコ・イソメ・ハゼ
- 下流から中流…ミミズ・テナガエビ
- 上流…ミミズ・ハヤ・アユ
うなぎの生息域 | ポイント |
---|---|
河口域 | ・ゴロタなどの堤防の穴 ・ハゼやテナガエビの釣り場 ・キビレやクロダイと生息場所は重なる ・河川の堤防や橋桁など |
中流域 | ・水門などの流れ込み ・テトラ周りの障害物 ・テナガエビのポイントで ・川の合流地点に餌が多い ・堰の前のたまり池 |
上流 | ・個体数は少ない傾向 ・水を堰き止める堰下 ・流れが緩やかで水深のあるトロ場 |
うなぎ釣りのポイント「障害物」が肝
うなぎ釣りは釣り場についても「竿を出す場所」が重要になります。
特に意識したいのが「障害物」の有無です。昼間のうなぎは障害物の周りに身を寄せ隠れています。
穴の中に入って頭だけ出してるイメージありますよね。だから釣り場で仕掛けを打ち込む場所も障害物周りが鉄則です。
ただし、半夜の夜釣りなら障害物のド真ん中に打ち込む必要はありません。なぜなら、夜行性のうなぎは巣穴から出て活発に動くから。
明るい時間に釣り場の下見を
うなぎ釣りに欠かせない障害物ですが、夜になると見つけるのは難しいい誤ってキャストすると仕掛けをロストする原因にもなります。
できれば、明るい時間に釣り場に到着し「下見」をしておくのがおすすめです。
うなぎ釣りの仕掛け!ぶっこみ仕掛けで釣る
うなぎ釣りの仕掛けはぶっこみ釣りが主流です。ぶっこみ仕掛けとは投げ釣りの仕掛けの一種でシンプルな仕掛けです。
特徴はオモリを「遊動式」にすること。
遊動式とは「かみつぶし」のようにラインにオモリを固定しない方法です。オモリの中に穴が開いた「中通し」を使うことで、ラインがスルスル動きます。
遊動式にするメリットはうなぎが餌を加えたときに、オモリの負荷を感じないから思う存分に飲み込んでくれる(*ノωノ)
うなぎ釣りの仕掛けの作り方
ぶっこみ仕掛けは新pㇽな仕掛けなので自作するのも簡単です。
仕掛けのアイテム | 特徴 |
---|---|
オモリ | 中通しオモリ 10号~15号 |
ハリス | フロロカーボン:3号 長さ:20㎝~30㎝ |
針 | うなぎ針12号~14号 |
オモリはおよそ10号~15号の中通しを使います。号数はあまり細かく気にする必要はなく、仕掛けが流されなければOKといった感じです。
潮の流れが早い場所なら15号を。緩やかなポイントなら10号。
また、単なる丸いオモリではなく流されにくい「オタフク型」のオモリを使うといいです。
うなぎ釣りの仕掛けの針
うなぎの専用の針が売っています。実はうなぎは簡単でアバウトな感じでも釣れる魚です。
でも、細長い体をくねらせて、ハリを外す名人でもあります。ローリングです。
うなぎ専用の針を使うのがおすすめ。
ハリを結ぶのが難しかったり、ハリスのフロロカーボンの糸を用意するのが面倒な方は「ハリス付きの針」がおすすめ。
アマゾンで針7本入りで約200円で販売されていました。小さな釣具屋さんでは「うなぎ針」の取り扱いが無い可能性もあります。
ネットで購入しておくのがおすすめです。
うなぎ釣りのロッド!竿は何が良い?
アジングにはアジング専用の竿があり、シーバスにも専用の竿があります。うなぎ釣りにも当然専用の竿がある…??
うなぎ釣りにおいては竿は正直何でも構いません‼
投げ竿でも、シーバスロッドでもブラックバスの竿でもOKです。10号くらいのオモリを使うので、その負荷に耐えられたらなんでもいい(^^♪
うなぎの竿が何でも良い理由
うなぎはエサを捕食する時にほとんど丸のみです。エビやカニや小魚を食べるくせに、小さなやすりのような歯しかありません。
ほとんど丸のみ。
丸呑みだから合わせの必要もなく、ほとんど放置で気が向いたときに竿を上げてみる程度で十分です。
仕掛けをぶち込んだら翌朝まで放置出来るのがうなぎ釣りのアバウトな所です(^^♪
ペットボトルでもうなぎの竿の代わりになる?
ペットボトルでもうなぎ釣りの竿の代用になるそうです。半分くらい水をれたペットボトルに糸を結び付けて仕掛けを投げ入れる。
あとはペットボトルを立てて置くだけ。それが竿というのかどうかは微妙ですが…。
翌朝、ペットボトルに糸をぐるぐるやって仕掛けを回収すると、普通にウナギが釣れてるらしい。
ペットボトルが倒れているとウナギが掛かっている可能性が高いのだとか(^^♪
確かに、お気に入りの竿を釣り場に置いてその場を離れるのには抵抗があるけれど、ペットボトルなら平気かもしれない( ̄▽ ̄;)
うなぎ釣りにおすすめのロッド&リール
ロッドには細かくこだわる必要はありませんが、おすすめの竿とリールを一応紹介しておきます。
ダイワのリバティークラブシリーズの「ショートスイング」です。オモリの負荷は10号~20号で竿の長さは240~360とやや短めのラインナップ。
うなぎのぶっこみ釣りや、スズキのぶっこみ釣り、カレイ釣りなど、いろいろな投げ釣りで活躍してくれる竿です。
近年大ブームのショアジギング用のロッドです。ショアジギングはサーフや堤防の先端から青物やヒラメを狙ってメタルジグのルアーを投げる釣りです。
メタルジグを遠投する釣りなので、うなぎ釣り用のオモリの負荷も全然OK。
ぶっこみ釣りもやいたいけどメタルジグでハマチなどの青物も釣りたい!そんな方はショアジギングロッドを選択されるとよいかもしれません。
うなぎ釣りのリールも汎用タイプのスピニングリールなら何でも使えます。おすすめのリールのサイズは3000番前後。
これからリールを購入されるなら「ダイワのLEGALIS」がおすすめ。1000番から6000番までのラインナップで10000円を切る価格。価格は安いですがミドルクラスの性能が詰め込まれたかなり優れたアイテム。
ウナギ釣りのエサは?虫エサ?切り身?エビ?
自然界に生息しているウナギがエサにしているのは、エビやカニや小魚やイソメだといわれています。
肉食系の雑食だといえるでしょう。
そんなうなぎ釣りのエサになり得るものは…非常に多いです(^^♪
うなぎは何のエサでも釣れるよ…そんなベテランもいます。
ビーフジャーキーや魚肉ソーセージでも釣れます。目視よりも臭いでエサを探しているのだという感想を持つ釣り人も多いです。
でも基本的なうなぎ釣りのエサには3つの系統が存在します。
■うなぎ釣りのエサ3系統
- 定番エサ ミミズ・イソメなどの虫餌
- エサ持ち◎切り身の餌
- エビ・貝など
うなぎ釣りのエサと特徴
餌の種類 | 使うエサ |
---|---|
虫系のエサ | ・ミミズ:淡水エリアで ・ミミズ:ドバミミズが良い ・イソメ:加工など海水から汽水エリア |
切り身のエサ | ・ハゼ:釣って三枚おろしでエサに ・アユ:ぶつ切りにしてチョン掛け ・サバ:匂いが強く集魚力高め ・イカ:短冊をチョン掛け |
エビ・カニ | ・テナガエビを釣って生餌に ・アケミ貝:チヌのエサで人気 ・カメジャコ:活き餌・死んでもOK |
うなぎ釣りにアオイソメは向かない!?
海の万能エサであるアオイソメは、うなぎ釣りのエサには向かないという口コミを聞きます。
理由は「ゲストが釣れちゃうから( ̄▽ ̄;)」
つまり、アオイソメのエサでうなぎが釣れないのではなく、他のゲストの魚が釣れてしまうので、ウナギ釣りにはアオイソメは向かないという定説が生まれたようです。
特に河口域でチヌやグレが生息するポイントでは、うなぎより先にゲストがアオイソメに食いついてきそうですね。
うなぎの釣り方!アタリと合わせ方
うなぎ釣りのアタリの出方は2段階に分かれています。
前アタリと本アタリです。
■うなぎのアタリの出方
- 前アタリ:小刻みに竿が触れたり
- 本アタリ:グッと重たい感じで竿先が曲がる
前アタリが有っても焦るな
うなぎ釣りは基本的に置き竿で、うなぎからのコンタクト「アタリ」をのんびり待っていれば良い釣りです。
最初にウナギが餌を見つけ口にくわえると、前アタリで竿先が揺れたり、震えたりします。
ココで合わせても釣れないので要注意です。うなぎ釣りは焦ってはいけません。
置き竿にするので竿置きは必須のアイテムです。
竿を手で持ってラインを送り込む
うなぎに餌を丸呑みさせるには「違和感」を与えないことが最優先。仕掛けに固定式のオモリではなく、中通しオモリを使った誘導仕掛けにしたのもそれが理由でした。
前アタリの小さな変化を見つけたら、竿を手で持ってラインを送り込む感じで待ちます。
やがてエサを丸呑みしたウナギが泳ぎ始めたらグ~ッと竿先が持っていかれ本アタリになります。
うなぎ釣りのような夜釣りでアタリを取るのに必須のアイテムがぎょぎょライトです。
竿先がぼんやり光るので、車の中から眺めていてもアタリが分かります。
うなぎ釣りは取り込みが重要
河口の穴釣り!https://t.co/AIxbqDMCca#ウナギ #うなぎ釣り #穴釣り #釣り #うな重 pic.twitter.com/bbJznvNJgQ
— ひらぽ (@hirapo0114) October 30, 2023
うなぎは釣った後の取り込みも非常に重要です。「釣れた!釣れた~!」と水から引き揚げたうなぎを地面に置いて諸手で万歳して喜んでいると悲劇は直後に訪れます。
にょろにょろと動き回りローリングするうなぎは、自らの体に仕掛けを巻き付け、ほとんど100%の勢いで仕掛けが絡まります。
しかもヌルヌルでうなぎは持てない( ̄▽ ̄;)
釣れたら即座にクーラーボックスへ
うなぎの仕掛けの絡まりを防止するためには、釣れたうなぎは地面に置いてはいけません。
オモリを手で持ちうなぎを宙づりにした状態をキープ。
おすすめの方法はハリを外さずにうなぎの口元でハリスを切ってしまうことです。
ハリスを切ったら、ふたを開けて用意しておいたクーラーボックスの中へドボンです。
釣ったうなぎの持ち帰り方!生きたまま持って帰る
昨晩釣った天然うなぎ
— 山口大地 (@y_daichi0421) August 20, 2021
泥抜き1日目です
大きい方は78cmでした
前回が54くらいだったので
これは大物! pic.twitter.com/pOLpFdWoql
釣ったうなぎを美味しく食べるには生きたまま持って帰る必要があります。
生かして持って帰る方法は、クーラーボックスに水を張って水槽にすること。
生かしたまま持ち帰る理由は泥抜きと鮮度の問題!
先ずは泥抜きについて。
泥抜きは2日から1週間程度
うなぎの泥抜きはきれいな水で2日から1週間程度飼育することです。
うなぎの腸の中を空っぽにするのが目的で、うなぎの臭みが少なくなるといわれています。
しかし、綺麗なポイントで釣れたうなぎならば、泥抜きをすることなく食べても問題ないとも言われています。
うなぎは鮮度が絶対!
うなぎは兎に角鮮度が重要です!釣り場で死んでしまったうなぎを数時間放置してから腹を捌くと…
「やっべ~匂いがします」
マジでコレはダメです。食べられる気がしない。生かしたまま持って帰るのがベストです。
生かして持って帰れない場合はすぐに捌いて腹を出してしまうこと。
この場合は腸に不純物が残っているので内臓は捨ててしまうのが良いでしょう。
うなぎを生かすためにエアーのブクブクを
うなぎを生かしておくにはクーラーボックスに水を張って水槽にすることでした。
できればエアーを送り込むブクブクをセットしてください。
エアーのブクブクです。釣りをしていると釣れた魚を生かすためではなく、活き餌に使用することも有り何かと活躍します。
上の商品はアマゾンのベストセラーになっていた商品です。
うなぎを釣ろう!釣り方や仕掛けのまとめ
今回はうなぎ釣りの釣り方や仕掛けやエサなど「うなぎ釣りの基本」をまとめました。
実はうなぎ釣りって簡単でコツさえ掴めば誰でも簡単に釣れます。
釣れる時期は春から秋の夜釣り。
夏は涼しくなる時間の釣りでちょうどいいですね。
今度の休みは釣竿をもって「天然ウナギ」を釣りに行こう(^^♪
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