アジングの産卵パターンの釣り方!春は大アジを釣るチャンス
アジングにおいて産卵の時期は大アジを釣るチャンスです。
産卵期を迎えた良型のアジが接岸するから。
でも産卵期のアジを釣るには、すっげえ簡単な時と、全然釣れないときがあります。
その差はまさに天国と地獄。
どうしてそんな自体に陥るのか…
今回は産卵期を迎えた産卵パターンのアジングの釣り方を考えてみたいと思います。
アジングの産卵パターンの釣り方!釣れる時期と釣れない時期
産卵パターンには釣れる時期と釣れない時期が存在
産卵パターンのアジングには明確に釣れる時期と釣れない時期があります。
釣り方もポイントも同じなのに…( ̄▽ ̄;)
「昨日は何でも釣れたのに」
本当に産卵パターンのアジの恋心は移ろいやすく、アジンガーは振り回されっぱなしです。
産卵パターンのアジがどういう状態なのかパターン別に分けてみました。
- ◎荒食い期 とにかく食べる
- 〇動かない時期 卵を成熟させる
- ▲産卵直前 捕食しません
- ◎回復期 活性高い
アジングの産卵パターン①荒食い期
『
荒食い期の時期
』
接岸したばかりのアジの釣り方はとってもイージー。
卵を成長させるために非常によく食べるから。
潮の流れの早いポイントで小魚を追いかけ回したりします。
デカいアジが海面で跳ねるから興奮します♪
とにかく食べる気満々のアジを釣るのは超簡単。
こんな時はドラグを締めて素早く抜いてしまうのがおすすめです。
理由は群れの中を釣ったアジに走らせないため。
アジに走らせると群れが散る危険があります。
またこの時期の食い気のあるアジはボトムレンジにいることが多い。
1.5gなどの重めのジグヘッドで狙ってみると面白い。
アジングの産卵パターン②動かない時期
『
だんだん動きが鈍く
』
産卵に近づくにつれアジの動きは鈍化します。
動きが鈍化するに合わせて捕食行動も変わってきます。
卵に栄養を補給するために、大きなエサ、栄養のあるエサを求めていたアジが動かなくても食べられるエサへとシフトするのです。
これは消費エネルギーを抑えるためだといわれています。
つまり荒食い期に体の中に産卵に必要な養分を蓄えたアジは、一転して動かないことで卵へ養分を送り込む行動に出ます。
こうなると小魚パターンベイトパターンで釣れることはまずありません。
動かないアジの主食はプランクトン
動かなくても口に入ってくるエサ。
つまりプランクトンが主食になるのです。
しかも潮の動かない港湾の最深部のゴミが溜まっているようなポイントで海面に向かって口をパクパク。
何匹も群れになって固まっていることがあります。
また産卵を意識し始めたアジは表層付近のレンジにいることが多いです。
ド表層から50cmくらいをじっくりゆっくり攻めるのがコツ。
また産卵を意識し、体力温存に入ったアジは吸い込みも弱いです。
つまりアタリがショートバイトになるんです。
「もそっと」や「ごわっ」としたショートバイトをどうやって掛けていくか腕の見せ所です。
アジングの産卵バターン③!産卵直前は釣れない
『
釣れない!産卵直前
』
産卵直前のアジはほとんど捕食行動をしないそうす。
つまり「釣れない」(ーー;)
ピタッと釣れなくなる。
アジの産卵は夜中に行われるので、海面が明るいポイントだとアジが見えることがあります。
しかし本当に釣れない。
アジングの産卵パターン④産卵後の回復期のアジは再度高活性に
『
産卵回復期
』
産卵後のアジは再度高活性になると考えられます。
しかし、産卵が終わったアジは直に沖へと回遊してしまうというのが定説です。
つまり春の産卵シーズンが終わると一時的にアジングは低調モードに入るということです。
なぜアジが居なくなるのかは諸説あるのですが、1匹のアジが生む卵の数は数十万個。
卵は浮遊性で海中でぷかぷかしているそう。
海中でぷかぷかしている物を海洋学では「プランクトン」と呼びます。
あれ?アジの主食ってプランクトンじゃなかったっけ?
産卵直後のアジが沖へと回遊しつぃまうのは、種の卵を食べてしまわないための行動ではないでしょうか?
産卵パターンのアジの釣り方!春アジがデカいのはなぜ?
産卵の時期!春のアジがデカい理由
産卵パターンの春アジはデカいのが釣れるので有名です。
デカアジ、メガアジ、尺アジを釣りたいアジンガーにとっては産卵パターンの春アジは見逃せない大チャンスという訳です。
では産卵パターンのアジがデカいのはなぜでしょうか?
アジが産卵を開始する魚体のサイズに関係します。
アジが産卵を始めるサイズ
アジが産卵を始めるサイズは自然界では20㎝前後だとされています。
20㎝というと2年物のアジということ。
ちなみにアジは1年で約15㎝、2年で25㎝前後、3年で30㎝仁藤達するといわれています。
3年で尺アジです!
そして寿命は5年以上だそうです。
アジの産卵パターン!春の産卵はどうやって始まる?
アジの産卵は水温で決まる
アジの産卵パターンで有名なのは春です。
アジンガーの常識ではアジの産卵=春というイメージが定着していますが、実はアジは年間に数回の産卵シーズンがあるそうです。
春に全てのアジが産卵し、突然の自然現象で全滅すると種が滅びてしまう…そんな理由なんだとか。
特に大きな産卵シーズンが春と秋だそう。
秋のアジングでデカいサイズを釣って調理してみたら「抱卵してた」ということもよく聞きます。
地球温暖化でアジの産卵に異常な現象が起きているわけではなのでご安心を。
アジの産卵は水温に大きく影響される
アジの産卵は季節というよりは水温の影響が大きいです。
春に産卵する個体が多いのは水温が適温になっているから。
アジの産卵の適水温は16度~17度が最も適しているといわれています。
アジンガーん感覚としては16度より20度近い方が産卵パターンのアジが釣れるような感覚があります。
水温が大きく影響するので産卵シーズンは九州や南の方が速く、北陸や東北に向かうにつれ遅くなっていきます。
アジの不思議な産卵パターン
水温以外にもアジが産卵を始めるパターンがあることが知られています。
それが「群れが薄くなると産卵する」というパターン。
アジは群れで回遊するのはよく知られた事実です。
その群れの密度、個体数が少なくなると産卵を始めようとするらしいのです。
アジは群れの全体像を把握している⁉
アジングの産卵パターン!釣りか文時期のまとめ
アジングの産卵パターンの釣り方は接岸直後のアジがキーポイントになります。
接岸直後はよく釣れるから♪
しかし産卵に近づくにつれ食いは渋くなり、産卵を終えるとアジは沖に回遊してしまいます。
春の産卵シーズンはデカアジ、尺アジが釣れるチャンスです。
是非とも産卵パターンのアジを行楽すべくフィールドに立ってみてください(≧▽≦)