紀州釣りの水深とポイント選び!ダンゴ釣りでチヌを釣ろう
紀州釣りでチヌを釣りたい!
でもどんなポイントで、水深はどのくらいが適しているのだろうか?
そんな疑問もあると思います。
周りに紀州釣りやってる人が居れば、悩む必要なんてない。
でも紀州釣りやってる知り合いなんておらへんやん!
そんな人も多いともいます。
そこでこの記事ではダンゴ釣り、紀州釣りでクロダイが釣りやすいポイント選びや水深について考えてみたいと思います。
紀州釣りのポイント選び!釣り場は?
クロダイの魚影のこいぽいんとで釣ること
紀州釣りを始めるには、釣り場を決めなくてはいけません。
当たり前の事を言ってますが実はクロダイを釣るためには超重要です。
クロダイは北海道から九州まで生息する魚。
だけどクロダイが釣れる堤防、釣れない堤防は明確に存在します。
クロダイを釣るには、釣り用語で言う魚影が濃いポイントに入るのが必須の条件なのです。
釣れる堤防は釣具屋さんに聞け
釣れる堤防を簡単に知るにはエサやさんに相談すること。
特に釣具屋さんにクロダイのコマセなんかが置いてあったら情報は濃いはず
または、実際に紀州釣りをされている釣り人が多い堤防で釣りをするのが確実です。
紀州釣りに適した水深は?
MFGの紀州釣り大会試釣会に参加してきました。場所はくじ引きで家島諸島の坊勢、北のフロート。水深もあるし餌取りも豊富なので、今まではハリス1.5号を軸にしてましたが、これまでに実証済み、fathom-level1を握りしめていざ試釣!ハリスごと団子を握りしめてもなんのその✨おチヌ様3枚チャリコ2枚🐟 pic.twitter.com/44pL719M3O
— 釣り鯛 (@QAefuwZXzr3Nffn) June 25, 2018
紀州釣りは5m~10mが釣りやすい
紀州釣りに適した水深は5mから10mだとされています。
5mから10mという数字はクロダイがよく釣れる水深という意味ではありません。
紀州釣りがやりやすい水深という意味です。
だから10m以上の深い水深のポイントでも、1mくらいの浅いポイントでもクロダイは釣れます。
紀州釣りの水深!やりやすい理由
紀州釣りが5mから10mの水深でやりやすいのには理由があります。
紀州釣りの要となるダンゴ。
実は水深が10m以上になると海底まで届けるのが難しくなります。
海底に到着する前に崩壊。
また仕掛けを馴染ませるのも深ければ深いほど難しくなります。
クロダイガ最も反応するのは秒速6㎝
クロダイは毎秒6センチで沈下する物に最も良く反応するそう。
毎秒6秒とは生のオキアミを撒いたときにゆっくりと沈んでいくスピードと同じくらいです。
ダンゴの沈降速度は、さすがにオキアミが沈む速度より早いです。
毎秒100cm前後が一般的でしょうか。
つまり10mなら10秒。
沈降速度は砂の配合によって大きく変わってきます。
水深が深いとラインメイキングが難しい
釣り納めするにはしょっぱい結果だったけど、まぁ楽しかった!
— Sas (@sas_crawl_up) December 30, 2021
はじめての筏は紀州釣りから始めたけど、水深があると難しいな😅握力が…。リベンジあるのみ…。次回がたのしみだ!#三重県#釣り#筏 pic.twitter.com/MgXrAlRkHa
水深が深いとラインメイキングが難しくなります。
釣り人から仕掛けまでの距離が物理的に長くなるのでラインメイキングが難しくなるのは当然かもしれません。
水深が深いとダンゴとウキの間の距離が長くなります。
この距離が長くなると、潮によってラインが膨らんだり、ウキが先行して流れる範囲が広くなります。
ラインが膨らんだりウキが先行して場枯れてしまうと、ダンゴからの情報が正確に読みとれなくなります。
紀州釣りはダンゴからの情報を読み解く釣り。
ダンゴが情報を発信し、ラインが情報を伝達し、ウキの動きが釣り人に情報を視覚的に伝えます。
浮きを置く位置や、ラインの送り込み方で情報の伝達能力を上げることは可能です。
だけれど10mを超えるとコントロールがドンドンムズカシなります。
水深が深い、浅すぎるとあたりが鈍くなる
水深が深い場合や浅すぎる場合はウキに現れるアタリが鈍くなります。
深い場合はウキまでの距離が長くリアルな反応や、小さな前アタリはウキに伝わる前に長いラインにもみ消されてしまいます。。
浅すぎる場合も同様で、仕掛けが底を切ってしまったり、必要以上にはわせになってしまうことがよく起こります。
浅すぎる場合は適度なウキ下の設定範囲が非常に狭くなるのです。
ウキ下の長さが適度な範囲から外れるとキレイなアタリはウキに出てきません。
紀州釣りの水深より大事!?潮流の速さ
餌取りが居ない中、なんとかキビレとチヌを釣りましたが、ムコイチは潮が速いから、ウキフカセといっても底まで撒き餌が届いていたのか疑問ですね。明日は紀州釣りにしてみます
— ほんわかのんびりまったりHNM (@honwaka4649ne) November 30, 2019
夕日が綺麗でした pic.twitter.com/29i0ZVP6jU
潮流は紀州釣りの天敵か⁉
紀州釣りでは水深と同じく潮流の速さも重要になります。
「トロトロの潮が釣りやすい」
紀州釣りではよくそう言われます。
トロトロの潮とは具体的には分速で2mくらいの速さです。
海に浮かんでいる漂流物の流れていく速さをカウントすると概ねの速さがわかります。
潮流が早いとどうなるか?
潮流が早いとウキだけが先行して流れていきます。
ダンゴは自重で海底に止まっています。
ウキはプカプカ浮かんでいるだけなので潮流の速さに乗って流れていきます。
ウキは流されダンゴは止まっているので、やがてウキとダンゴを繋ぐラインが一直線になり、ウキがダンゴを引っ張り始めます。
いわゆるウキとダンゴの綱引き状態です。
もちろんウキにはタンゴを牽引する力は無いので、綱引きの結果ウキが海底に沈んでいきます。
ダンゴに引っ張られてウキが沈むと釣れない
ウキの流し方が釣果を分ける
こんにちは👋😃
— おかっぱ (@kazuokappa0011) September 13, 2020
昨日は和歌山県の中長渡船さんに🎣
風が吹き荒れ、潮が早く流れ、釣りづらい部分もありましたが、なんとか釣果出せました😊#釣り#筏釣り#紀州釣り#中長渡船
#チヌ#チャリコ#フグ#エソ#ヘダイ pic.twitter.com/ADnySdIyfS
やがてダンゴが割れると、ダンゴに引っ張られて沈んていたウキは「引かれる力から開放」され海面に向かってシュッと走ります。
釣り人の目には海中に消えていたウキが再度海面に登場した瞬間です。
ダンゴが割れてウキが出てきた、とわかります。
しかし、ウキが大きく海中に沈んで再び海面に姿を表すようなパターンの場合はチヌが釣れる確率は低いです。
なぜならウキが海中に沈んでから浮き上がった距離だけ付けエサもダンゴから動いているからです。
紀州釣りの要はダンゴからエサを動かさないこと
紀州釣りの極意はダンゴから付けエサを動かさないこと。
これが最大で最高難度のテクニックです。
ウキが沈む量にもよりますが、できるだけウキは沈ませないほうが良いのです。
紀州釣りはトロトロの潮が良い
この正確な意味は、ゆっくりの潮流ならダンゴからウキが離れないから付けエサも離れない、という意味です。
紀州釣りの水深のまとめ
紀州釣りの水深について考えてみました。
水深は5mから10mが適していました。
ダンゴのコントロールやアタリの出し方も簡単だからです。
また潮流はトロトロの潮の方が釣りやすい。
これはダンゴとウキを離さない=付けエサをダンゴから離さないという意味でした。
紀州釣りは奥が深く非常に楽しい釣りです。
ぜひ楽しんでチヌを釣り上げてください。