【初心者向け】堤防でタコを釣る!タックルや竿、仕掛けや時期を紹介
今週末の休みは何しようかな?手軽なアウトドアはないかな?
そんな方におすすめしたいのが海の釣り!男友達でも家族でも釣りはとても楽しい。
そして最近人気が急上昇なのが、堤防で気軽に楽しめる【タコ釣り】です。
タコ釣りと言われてもピント来ないかもそれませんが、昔ながらの手法でタコを釣る方法やルアー釣りでタコを釣る釣法も大人気。
食べても美味しいし、基本を押さえればタコは簡単に釣れる♪
釣りの初心者さんても全然OKなんです。
しかも子供さんは海から現れたモンスターみたいなタコに必ずテンション上がります。
大人が見てもマジですごい見た目にビビりますから(^o^;
さぁことしの夏はタコ釣りにチャレンジしましょう。
タコ釣りの時期は「産卵を控えた7月~8月」
タコが釣れる時期は全国で違います。基本的には7月から8月の産卵時期最も釣りやすい時期。産卵を控えたタコはとにかく沢山エサを食べます。
動いてるものならなんでもOK …ちょっと言いすぎ( ̄▽ ̄;)
魚もタコも産卵で体力を全部使い切るので、少しでも体力を蓄えて産卵に臨みます。だから7月~8月はタコのベストシーズン。
最初にタコ釣りに行くなら7月から8月の時期に行くのがおすすめ。夏休みとも重なってるからお子様と釣行もいいですね。
タコ釣りを冬にやるなら
タコ釣りは夏がハイシーズン。では夏以外は釣れないのか?
冬もタコは釣れます!
しかもマダコは1年で枯れてしまう1年草と同じで、1年~1年半しか生きられない生物です。冬のタコは夏場に比べると大きいです。
大型のタコをマニアックに釣りたいなら冬の釣行もおすすめです。
だけど夏と比較すると活性は低く捕食活動は鈍め・・・( ̄▽ ̄;)
特に昼間は釣果が厳しくなることが多いです。寒さを堪えて夜釣りがタコを釣りやすいです。
タコ釣りの狙う場所!ココでタコが釣れる
堤防からタコを釣る場合は狙い目を絞ってタコを直撃するのが効率的な釣り方。
タコを直撃するイメージです。
「広い海のどこにタコがいるの?」
タコは泳ぎ回る生き物ではなく、岩陰などに身を隠し近づいてきた獲物を捕食します。
だから釣り人は、タコが潜んでいそうな場所を狙って、タコエギのルアーや、エサのついたタコテンヤをキャストします。
では堤防周りでタコが潜んでいる場所はこういったところです。
タコが潜んでいる代表的な場所がコチラ
- 堤防の足元
- 藻場や捨て石
- キャストして底引き
タコ釣りで堤防についたら最初に狙うのが堤防の足元。タコがいれば高確率で釣れます!
次が目に見えるような藻場や捨て石周り。
その次に遠くまで投げて顔底をズルズル動かすズル引きでタコを釣ります。
それぞれのポイントをもう少し深堀してみましょう。
タコ釣りで堤防の足元を釣る方法
先ずは堤防でのタコ釣りの1級ポイント!それが堤防の足元です。
堤防のすぐ真下の岸壁周り。
堤防の岸壁は目を凝らして覗いてみると、わかめ類の海藻や、貝類がたくさんついていたりします。
そして貝や海藻の周りには、小魚やカニやエビなどがチラチラと見えます。
これらの生き物がタコの絶好のエサ!堤防の足元はタコの捕食場所になっています。
それに堤防の割れ目はタコが身を潜める「住処」にもなってる。
居食同居‼
灯台下暗しとならないようにタコ釣りを始める際は、足元の岸壁周りを探るのを忘れないようにしましょう。
堤防の岸壁周りのタコの釣り方
堤防の足元を狙う釣りは「岸壁落とし込み釣法」とも呼びます。
格好良い呼び方ですが、やってることはタコジク、タコエギ、タコテンヤを岸壁の際にゆっくりと落としていくだけ。
岸壁の隙間に身を潜めて得物を待っていたタコは、思わず食らいつくように飛び出しできます♪
釣り方の手順
- ゆっくりと岸壁に落とす
- 途中で止めて誘いを入れる
- シャクって誘いを入れる
- そこに着いたら回収
- 移動して同じ動作を繰り返す
岸壁の落とし込み釣法の一連の動作です。ポイントは【ゆっくり落す】ことです。
タコ釣り名人は【カタツムリの速度】だと言ってました(笑)
とにかくゆっくり落とすことが肝心。
落としていくだけでは芸が無いので、ピタッと止めてみたり、竿先をシャクって仕掛けを上下に動かしてタコにアピールします。
タコからのアタリは沈んでいたタコエギ、タコジク、タコテンヤが急に沈まなくなります。
タコが仕掛けに抱きついた証拠です。
タコに住処の穴蔵に潜られないように素早く大きく合わせます。
堤防の変化があるにタコは潜んでいる
堤防を歩きながらエギを落としていきますが、狙い目は変化のあるポイント。
変化とは堤防のつなぎ目や割れ目。それに敷石や藻場があればタコのすみかになっている可能性が高いです。
変化のあるポイントはゆっくり丁寧に探りを入れます。
タコ釣りで捨て石周りや藻場で釣る方法
堤防周りを探ったあとは目で見える捨て石や、海藻が生えた藻場を狙います。
藻場や捨て石は海底に変化があるポイントで、小魚や甲殻類が身を隠せる場所になってます。
タコにとってはエサの方から寄ってきてくれるオイシイポイント。
タコが潜んでいる可能性が高いですよね。
捨て石や藻場周りのタコの釣り方
- 仕掛けを軽く投げる
- 底に着くまで待つ
- 底に着いたら誘う
- 誘いを入れたら止めて待つ
- 誘い→待つの繰り返し
藻場や捨て石周りの釣り方も堤防の足元と基本的にはいっそょです。
タコが潜んでいそうな場所で、タコエギや、タコジク、タコテンヤを動かしてアピール。
動かした後は止めてタコが抱きつくのを待つ。タコは仕掛けを止めたところで抱きつくことが多いです。
タコ釣りでキャストして沖で釣る方法
最後は遠くのポイントまでキャストして広範囲にタコを探る方法。
遠くにタコテンヤ、タコエギを投げるので技術的にはちょっと難しいです。
でもキレイに仕掛けが飛んでいくと、とても気持ちが良くてスカッとします(^ム^)
キャストしてタコを釣る方法
- 仕掛けを投げる
- 底に着くまで待つ
- 一定のスピードで巻く
- 時々止める
- 重くなったらアタリ
キャストしてタコを釣る方法は、底に着いたら一定のスピードで巻くだけ♪
意識してほしいのはタコエギや、タコテンヤが必ず海底を引きずってること。
タコは海底に生息するので、仕掛けが浮いていては釣れません。
海底に付いていれば、ズルズルとリールを巻いて引いてくるだけで釣れます。
リールを巻くスピードもやっぱりゆっくりが基本!
リールはハンドルを1回転させると50㎝前後ラインを巻き取ります。
つまり1回転/1秒だと1秒で50㎝動きます。これだと早すぎ!タコが襲ってきません。
2秒から3秒に1回転を基本とします。
一定の速度で巻くだけでも釣れるし、止めてタコに誘いを掛けてもいいです。
「なんだあれ?」
とタコの仕掛けに興味を持って追いかけてきたタコが、目の前で動きを止めた瞬間に思わず抱き着いちゃう仕組みです。
アタリほやっぱり重くなるだけなので、根がかりと似ています。
だけと根がかりは全然動きません。タコの場合は重いけど少しずつリールを巻くことができます。
堤防からタコを釣る!仕掛けの紹介
たこを釣る仕掛けには大きく分けて3種類あります。
- タコテンヤ
- タコエギ
- タコジク
タコテンヤは昔ながらの仕掛けで、本物のエサを付けてタコを釣ります。それに対してタコエギとタコジグは疑似餌のルアーです。
近年人ゲームフィッシングとして気があるのはタコエギやタコジグ釣りです。
タコ釣りの仕掛けタコテンヤ
タコテンヤとはプラスチックや木の土台にタコを掛けるための大きなハリが付いた仕掛けです。
古くからあるタコ釣りの元祖のような仕掛け。
土台の部分にタコの餌となるカニや小魚をセットし輪ゴムや針金などで固定します。
餌にするカニはエサやさんで売っています。スーパーで丸のイワシや切り身のサバを購入してもエサになります。
タコ釣りの仕掛けタコエギ
タコが好きなエビを模して作ったルアーでタコを釣るのがタコエギ釣り。
エギには無数のカラーがあって見た目にも華やかで楽しい釣りです。
タコが釣れる地域の釣具屋さんには、タコエギがたくさん売ってます♪
どれにしようか迷うこと必至♪
タコエギ選びで注意して欲しいのが、イカ用のエギがあるといえこと。
イカのルアー釣りを「エギング」と呼びますが、イカ用とタコ用ではエギの構造が違います。
必ずタコ用のエギを購入してください!
タコ釣り用タックル!おすすめの竿
タコ釣りにはタコを釣るために専用に設計された竿があります。
おすすめの竿はタコパラ。
メジャークラフトというメーカーのソルパラシリーズです。
正確にはソルパラ タコなんですが、だれが呼んだかタコパラが定着してしまてます♪
タコ専用に設計されたタフで強い竿。重たい仕掛けを投げるのも、吸盤でぎゅっと張り付いてしまったタコとの力比べにも強力な武器になります。
タコ釣りの竿の長さ
堤防からタコ釣り竿の長さは2m前後が基本です。
釣り竿の長さには「ft.フィート」という記号がついている事があります。ルアーの竿にはほとんどftで表記されてます。
- 1ft=30.48㎝
だいたい1ft30㎝と覚えて置いたらOKですね。メジャークラフトの場合は7ftと記載されているので30㎝×7で210㎝ちょっとの長さのなります。
タコ釣りの竿を代用するなら
タコ専用の釣り竿を購入するのに抵抗がある方は代用の竿でも全然OKです。
船用の釣り竿やジギング用の竿、硬めのちょい投釣りの竿でも代用できます。
気をつけて欲しいのは、タコテンヤは大きなオモリを付けるので柔らかい竿だと破損の危険があります。
タコジクやタコテンヤなら仕掛けは軽いのでちょい投釣りの竿でも、ジギング用の竿でも大丈夫です。
もともと漁師のタコ釣りは、釣り竿なんか使わずに手で糸を垂らしていました。
一日だけタコ釣りに興ずるなら何でもokです。
タコ釣りのタックル!オススメのリール
タコ釣りのリールに必要なのはドラグ力です。
「ドラグ力ってなんやねん?」
初心者の方にはそんな方も多いと思います。ドラグ力とはリールのパワーと読み替えることができます。
つまり「タコが吸盤で張り付いたときに引き離す力」がタコ釣りのリールには必要になります。
ドラグ力の弱いリールだとタコと力比べになったときに引っ張ってもズルズルとラインが出てしまい引き離すことができません。
マダコの一生
日本人の寿命は80年とめちゃくちゃ長い。
ところでタコの寿命は??釣りでよく釣れるマダコの一生は1年から1年半だといわれています。
特にメスは産卵を終えるとすぐに死んでしまいます。
だけどマダコって体長は1m近くまで成長し、体重も4kgとか5㎏まで大きくなります。日常的なカロリーを消費しながら体がここまで大きくするには相当な量のエサを取らなければなりません。
タコが釣りやすいのはこの大触感のおかげなんです♪